京都の河原町にある「阪急百貨店」が閉店売りつくしセールを始めました。
京都にお詳しい方はご存知かと思いますが、この阪急百貨店は京都では最もにぎやかな通りである、河原町通りと、四条通りの交差点にあります。
百貨店前は待ち合わせの格好の場所となり、ある種のランドマーク的な役割も持っていました。
私も学生時代、何年か京都に住んでいた事がありますので、この阪急百貨店には思い入れがあります。
かといって、学生自分には「百貨店」など高根の花。
待ち合わせ場所として使っていたものの、買い物などはあまり記憶にありません。
百貨店不況といわれる昨今。
郊外の大型ショッピングモールや、インターネット通販などに押され、「わざわざ百貨店までいかなくても・・」というお客さんも多くなってきたのかもしれません。
洋服も専門店街には良いものがありますし、百貨店というと、私が感じたように「少し高値の花」というイメージがあるのでしょう。
時代の流れにはなかなか逆らえないのが、今の経済状況。
ランドマークである、などの考えは経営側にとっては考慮しにくいところ。
消費者も「残念だ」という気持ちをもちながらも、買い物には「安いところで」という矛盾性を見せます。
今後、経済状況にかかわらず、購買行動の変化につれて、このような機会も多くなっていくのでしょうね。
一つの時代の終わりを感じています。