キューバの最高指導者、フィデル・カストロ氏が政界引退の情報です。
今回の引退に伴い、弟のラウル・カストロ氏が後任に着くと言われています。
カストロ氏と言えば、冷戦当時の主役級の人物。
「革命」という言葉で共産主義を広めた最後の権力者の一人として有名でしょう。
冷戦終結後、共産主義勢力は大いに減退し、このインターネット時代に「革命」という言葉は一昔前の言葉となりました。
キューバのカストロ氏、ロシアのレーニン氏、中国の毛沢東氏
それぞれ若き日に「みんなが平等でなければいけない」と熱い思いを掲げ行動におこし、民衆もその理想についていこうと決意しました。
「みんなが頑張れば、みんなが潤う」という理想を掲げた共産主義でしたが、結局のところ人間の「性善説」に寄ったところ。
人間はもっとずっと弱い生き物だったんですね。
「給料が同じであれば頑張っても頑張らなくても同じ」となり、計画経済の実施のため権力集中が起こり腐敗・・・
共産主義はやがて淘汰されていったのが歴史の事実です。
共産主義を引っ張って行ったこのカストロ氏をはじめ、指導者たちは本当に熱い気持ちを持っていたんだろうと思います。
また一つの歴史が終わった感があります。