先日、バングラデシュでの困難な生活のリフレッシュのために、ダッカ市内にある最高級ホテルの一つ「パンパシフィック・ショナルガオンホテル」に一泊してきました。
最高級とはいえそこはダッカ。
広さはあるといえど、日本の最高級とは比べられないほどの施設です。
そして値段ですが、バングラデシュの友人が会員のため、最高級であるにもかかわらず6500タカほど(7200円ほど)
久々のホテルでの柔らかいベッドに身体を癒しましたが、そこでふとベッド横の引き出しをあけると、そこには聖書が。
もちろん日本でもおなじみの「ホテルの聖書」なんですが、これは「ギデオン協会」という団体が「布教のため」無料でホテルに送っているものらしく、極端に言えば持って帰ることも可能であるようです。
しかしそこはイスラム国であるバングラデシュ。
聖書のよこにしっかりとイスラム教の経典「コーラン」も一緒に鎮座されています。
多分同じような「布教の意味合い」で置いてあるのでしょう。
そしてホテルの部屋の天井には小さな矢印が。
西(メッカ方向)を指していまして、お祈りの時も間違える事はありません。
ホテルの1階には「Prayer’s Room(祈祷部屋)」も用意されています。
バングラデシュの人に道を尋ねると、以外にもあっさり方角が出てきます。
「こちらが西だから・・・・・あっちが北だね」
と必ずメッカ方向の「西」を基準に方角を意識しているのでしょう。
これはバングラデシュ以外のイスラム国家もきっと同じだと思います。
どちらかに行かれる際はぜひ方角を聞いてみてください。
日本人には驚くほどあっさりと方角を示してくれるはずです。