その国の玄関先と言えば空港。
バングラデシュもそこは同じです。
現在のダッカの国際空港は「シャージャラル空港」と言います。
国内線も同じ空港から出ています。
このシャージャラル空港ですが、2010年までは「ジア国際空港」という名前でした。
この「ジア」という名前は、バングラデシュ前首相の「カレダ・ジア」という名前と同じです。
何かかんじませんか?
バングラデシュでは2大政党があり、現在の首相は与党「アワミ連盟」のシェイク・ハシナ首相
最大野党は「バングラデシュ民族主義党:BNP」という党です。
この2大政党が交互に政権を奪取しているのですが、ここに後進国である弊害が。
バングラデシュではライバル政党から政権奪取すると、その名残のあるものを排除していきます。
この「ジア国際空港」という名前も同じです。
正直なところ「気に入らなかった」というところでしょう。
最近はバングラデシュでも新札が発行されたようです。
その肖像画はバングラデシュ建国の父「ムジブル・ラフマン氏」
中国や、アメリカでも紙幣には建国の父が描かれて言います。
日本もかつては、個人的に日本の建国の父と思っている「聖徳太子」が肖像画でした。
そう考えると不思議ではないのですが、この「ムジブル・ラフマン氏」、現首相「シェイク・ハシナ氏」の実の父に当たります。
そして現政権での新札発行。
なにかきな臭いですね。
もし、次回選挙で新しい首相になれば、この新札も空港名もどうなるのか・・・と思います。