久々に趣向を変えて、ネパールの飛行機の話をします。
バングラデシュ滞在中に大きなホルタル(ゼネスト)の行われるニュースがあったので、1週間ほどネパールに行きました。
ホルタルとはバングラデシュで行われるストライキの事。
たいがいは与党の政策に反対した野党やグループが起こすデモ行動なんですが、日本のデモ行進のようなおとなしいモノではなく、投石や放火なども行われる為、大使館からは要注意情報が出て、ニュースや新聞でも前もってアナウンスされます。
街中の公共バスなども不定期運航になるので、混雑を極めるダッカ市内もこの時ばかりは静かなものです。
7月に行われたホルタルは大きなもの。
土日を挟んで6日間におよぶホルタルのため、「バングラにいては何もできないな」と思いネパールに避難したわけです。
さてそのネパール。
首都のカトマンズはご存知だと思いますが、2番目に有名な都市として保養地「ポカラ」という街があります。
またこの街についてはゆっくり書きますが、ネパールに数ある国内線の中でも「カトマンズ-ポカラ」という便は最も人気のある航路で、様々な航空会社が飛んでいます。
・ネパール航空
・ブッダ航空
・イエティ航空
・グナ航空
「ブッダ航空」や「イエティ航空」なんて、まさにネパールっぽくて良いネーミングですね。
私はネパール到着後、カトマンズ市内で様々な旅行会社からポカラ行きの航空券について話しかけられました。
私は、旅行好きのため経験上感じるのが、海外でももっとも注意するのが「日本語の話せる外国人」です。
カトマンズではかなりの「日本語の話せる外国人」がポカラ行き航空券について提案してきました。
私は一切、彼らの提案金額を信用せずネットなどを調べてみると運賃は「片道93ドル程度」です。
実は、私に接触してきた「日本語の話せる外国人」も同じ値段を提案してきました。
こういう時に生きるのが、旅で得た語学です。
彼らを無視して歩いて行くと、一人の旅行社の人間が私に話しかけてきました。
無視して歩いていると、彼は私を中国人と間違えたのか、中国語で話しかけてきたのです。
「ポカラまで片道75ドルでどうですか?」
「???」 私はその言葉に驚き、立ち止りました。
「ちょっと話を聞かせてくれ」と中国語と英語での会話。
彼は珍しく「中国語のできる外国人客引き」だったのです。
しかも私の聞いていた値段よりだいぶ安い。
どうやら、ここネパールでも「外国人値段」は存在し、さらには外国人でも「「日本人値段」があるようです。
いろいろネットを調べているものの、この人気路線に私の今回の購入金額を下回る値段で言ったような旅行記はあまり見ません。
もしかしたらこの金額が外国人旅行者にとっての最安値かもしれません。
気になる方はぜひカトマンズ市内タメル地区を闊歩して探してみてください。
ヒントは、この旅行社との交渉言語は、中国語と英語、ネパール語のみです。