先週末にネパールの航空事情をブログの話題に出しました。
まさか週末に、国内航空会社の一つ「ブッダ・エアー」の飛行機が墜落するとは思いませんでした。
先のブログに書いた通り、ネパールの空港は比較的難しい空港が多いと言われています。
「高度が高いため、気圧の変化が対応できない」というのが最大理由のようです。
誤解をしてはいけないのですが、ネパールの航空会社の飛行機体に何かしら問題があるわけではなく、あくまで気圧などの副要因が大きい、という事です。
今回の事故のあったカトマンズからの飛行機なんですが、おそらくカトマンズ市内の旅行社が募った「ヒマラヤ周遊プラン」でしょう。
私もカトマンズを訪れた時に誘われましたが、なかなかヒマラヤまで訪れる時間がない、という人のために多くの旅行社が「カトマンズ空港から飛行機によるエベレスト周遊」というプランを作っています。
夜明けの未明からカトマンズの空港を飛び立ち30分程度でヒマラヤ上空、そこを周遊してカトマンズ空港に帰ってきて100ドル以下」というのが大体のプランで、「せっかくネパールに来たものの時間が無い、しかしヒマラヤには行きたい」という気持ちを酌んだプランです。
乗客がほとんど外国人だった、というのもまさに「ツーリスト用のプランだった」おいう事でしょう。
小さい飛行機、というのも写真のようなものです。
これは私が載った「Guna航空」の機内写真ですが、見てわかるように左右に一つづつの席しかありません。
コックピットも手が届く距離で、通路もかがまないと座れない状態です。
ネパールは山に囲まれた多地域は特に道路事情がわるく、たくさんの飛行機が運航されています。
日本のように電車が発達した国はまだまだ少なく、こういった国内飛行機が輸送の前面にたっている地域も少なくありません。
「飛行機はもっとも安全な乗り物」と言われるのですが、それについては私も賛同します。
世界中で毎日とんでもない数の飛行機が飛んでいるものの、事故は相対的に少ないと思います。
今回の事故の犠牲者には大変悔やまれる結果になりましたが、こういった小さな国の飛行行政はまだまだ主流なのでしょう。