バングラデシュでの食生活で最も印象的なのが「手で食べる文化」です。
南アジアのインド・スリランカ・ネパールなどでも多い「手食」ですが、やはり外国人には敬遠される事も多いようです。
理由はやはり「原始的だから」
たしかにそうかもしれません。
しかしバングラデシュやインドのレストランで食べる時に「スプーンを下さい」「フォークを下さい」というと、かなりの確率であっさりと出てきます。
という事は、そのようなモノは用意されている。
ではなぜ、用意されているのに「手で食べるのか?」
これについてバングラデシュ人の答えは「それの方がおいしいから」
という返答が多いです。
せっかくの食材を「銀や鉄の味と共に食べたくない」という感想が多いです。
また、それとともにまだまだ骨の多い「鶏肉」や「魚」などを食するとき、諸外国のような「骨抜き食材」が多くないため、結局は「手で食べたほうが便利である」ということも大きいです。
私も最初は躊躇していた「手食」
自宅では「箸」や「スプーン」を日本のように使いますが、現地スタッフとの外食の場合は「手食」をする事も多くなりました。
その方が現地スタッフも喜びますし、周りのバングラデシュ人も「自分たちの文化を受け入れてくれている」という好意的な目で見てきます。
「郷に入り手は郷に従え」という言葉がありますが、ぜひ現地に来たら「手食」にも挑戦してみて下さい。
もちろん食事前の「手洗い」はしっかりお願いします。