8月6日は67回目の「広島の原爆の日」です。
同じく8月9日は「長崎の原爆の日」です。
この日が来ると、日本の夏もじりじりとした日差しを想像させます。
2年ほど前に初めて広島を訪れ原爆ドームを見ましたが、やはりその一帯は有名な神社・仏閣とは少し違った意味での荘厳な雰囲気を醸し出していて、歴史の重さを感じる事が出来ました。
世界では未だ「大量破壊兵器」としての核兵器使用は広島と長崎のみに限られています。
現在の核兵器保有国はいわずと知れた「国連安全保障5大常任理事国」およびインド・パキスタン・北朝鮮・イスラエルと言われています。
また核開発疑惑国としてはイラン・シリアが挙げられます。
個人的には今後小さな争いはあると思いますが、大量核兵器の使用は考えづらく、「持つ国が持たない国に対して威圧的な外交戦略をとる」という状況が続くと思われます。
となると「持たない国」は常に溜飲を下げなければいけないのか?と言われるとそれほど屈辱的なものもありません。
人類初の核兵器使用に使用に踏み切った日トルーマン大統領は、「8月15日に参戦予定だったソ連に対しての今後の世界軍事バランスへの抑止」と「当 時の国家予算の20%を議会に事後承認させたため成果をみせなければならなかった」事を大きな理由として、原爆投下を承認したと言われています。
本当の所はどうかわかりませんが、67年後の「世界の軍事バランス」はトルーマン大統領が描いたとおりになっているのでしょうか?
先日、広島にトルーマン大統領のお孫さんが訪れたそうですです。
とても勇気がある行動だと思いました。