海外で生活している限り来ても切れない仲になるのが「携帯電話」
もう日本でもほとんどの人が所有し、人によっては「会社の携帯と2台持ち」という人も多いかと思われます。
しかし日本の携帯電話はご存知のように海外では使えません。
「まだまだ世界は日本の携帯電話に追いついていないのだな?」という事ではなく、逆に日本は携帯電話会社に両手両足を縛られる珍しい国になっています。
日本での携帯電話の所有の方法は
①回線会社を決める
②回線会社に合った携帯電話を選ぶ
というステップを踏みますが、ほとんどの外国では
①携帯電話を買う
②回線会社のチップを買う
というステップです。
「携帯電話の購入」と「回線会社」が一緒になっていないので、自分の好きな携帯電話と、自分の状況に合う回線が選べるわけです。
現在とても人気のあるソフトバング及びauが販売する「i phone」
回線が最も良い「ドコモ」
この組み合わせも可能な訳です。
なぜ日本はそれはしないのか?
やはり携帯電話各社の暗黙の了解、または「裏の取り決め?」により、お互いの利益確保のために顧客をないがしろにしているわけです。
最近では「SIMフリー携帯」というのを販売して若干自由度が増したと思いますが、まだまだ世界基準から言うと「遅れている」というか、異端です。
日本の携帯電話の通信量の価格が下がらないのはこういうところからも来ています。
使い放題で月4000円などといっても年間48000円という超高額な値段です。
もう世界は「通信料は安い」から「通信料はかからない」という時代に入っています。
その中でどのように利益を生むか、各社工夫を凝らしています。
日本人はおとなしい民族で有名ですが、こういう事にまで黙っていたら「搾取されるばかり」です。