小学生の半数が「掛け算、割り算」を回答するものの、その意味を理解していないとの結果があるようです。
「問題は解けるけど、なぜこうなるかが分からない」という事です。
私もそうだったように思います。
大人になって再び数学や算数に触れるとその意味合いを段々理解するのですが、「なぜこうなるか」を論理的に理解していくのは小学生には難しいのか、はたまた教育の仕方でできるのようになるのか?
しかし数学というのは大人になって初めてその面白さが分かってきました。
昔は「数学者」という学者さんの存在自体が謎だったのですが、最近ではその意味合いも分かってきて「数字の謎、不思議」はまだまだ解けない事があるのだ、という事を知りました。
例えば大人になっても土木の測量で「三角関数」を使います。
これを使う事で、たとえば「既存の障害物があり入り込めない場所」でも、異なる2辺と角度から距離が割り出せます。
こういう実体験を触れると数学の偉大さが分かります。
ビートたけし氏は「数学は哲学だ」という考えをもっているらしく、映画の中でも使っていると言う事です。
どのように使っているのか?
〇 + △ = ◇ とすると
◇ を映画の中で表現したい時に◇を直接表現するのではなく、 〇 と △ を 表現する事によって◇を連想させるのだ、と言っていた事があります。
なるほどなぁ、と思いました。
ビートたけし氏の表現は本当に「哲学的」ですが、数学や算数は解ける事よりも、そこまで行きつく発想などが面白いものです。
小学生で理解しろ、とは言いませんが「理解できるようになるとだいぶ視野が広がる」とは感じています。