昨日、「ペニーオークションサイト」に関連した詐欺行為に某芸能人が加担していた、という事で話題になりました。
「ペニーオークション」
この名前をご存知でしょうか?
よく聞くオークションサイトとは少し毛色が違います。
オークションサイトは出品者がいて、ある程度の「出品者の最低価格」があり、入札していく中でだんだんと値段が上がり、落札という流れです。
しかしペニーオークションは新品の商品もあり、スタート価格が1円とか2円のスタートです。
新品の商品でも、他に入札が無いととんでもなく安く買えてしまう訳です。
あまりに安いので出品者にはどんな徳があるのだろう? 在庫処理なのかな?と思っていました。
入札して値段が吊り上って行くのは同じですが、じつはここに裏があり、「入札ごとに課金されるシステム」な訳です。
ここでオークションを行っている会社が利益が出るのです。
今回の詐欺行為は、このオークション会社が「ボット」と呼ばれるコンピューターシステムを使い、誰かが入札したらすぐに、コンピューターが別の誰かの振りをして入札するシステムで、結局本当に実在する入札者はなかなか入札できず、入札金のみ払っていく、というシステムで詐欺行為を行っていた、という事です。
時々「ボット」が故障をして、普通に量販店で三千円位で買える商品が1万円くらいで入札が繰り返されるのを見た、実在の入札者が「あまりにおかしい」と話題になる事もありました。
実は個人的にペニーオークションでない、普通のオークションで何度か落札を試みようとしましたが、いままで落札できた事がありません。
それだけ人気があるモノばかり挑戦しているからでしょう。
自分の中での最大限度値段を想定しているので、それを超えるとあきらめてしまいます。
最近はアメリカ最大のオークションサイト「e-bay」でも行いますが、こちらには一つの商品に「オークション」と「buy for now(即決)」という、出品者がこれなら売るよ、という価格を付けている場合があり、「buy for now」が優先されます。
オークションをするのが面倒なので、「buy for now」が十分安い場合、そこで購入してしまいます。
個人的にオークションはなかなか向いていないようです。
ですのでペニーオークションも引っかかる事はありませんが、熱くなってしまいがちな方は、こういった落とし穴がある事も頭に入れておいて下さい。