円が対ドル為替で一時95円台まで値下がりした、という事です。
自民党への政権交代、安倍首相就任から「円安」が留まる事を知らない状況です。
確かに一時70円台まで高騰した円は、その価値から考えて「高すぎだった感」もあります。
また現在の1ドル95円は同じように、まだ少し高いのかもしれません。
しかし、円対ドルの為替に関しては、「日経平均株価の上昇に対しての喜び」と違い、今度は輸入企業にとって不利益な事です。
円安でも円高でも利益・不利益を被る人がいます。
日本では一時期「円安誘導、円安誘導」と声高に叫ばれてきましたが、円高だろうと円安だろうとなによりも「急激な変化」はかなり厳しいものがあります。
「日本は輸出国だ」と言いながら、エネルギー資源は輸入ばかりです。
円安になり、エネルギー資源購入価格は上がる一方です。
メディアに踊らされて「円安=良し」という風潮は避けた方が良いかと思います。
「為替の緩やかな変化=良し」としないと、かなり生活に響いてきます。