少し話題としては旬が去った感がありますが、長嶋茂雄氏と松井秀喜氏が「国民栄誉賞」の同時受賞が決まりました。
このニュースについて多くの反応が「長嶋氏は遅いくらいだが、松井氏は分不相応」という声があります。
確かに個人的にも長嶋氏と松井氏では比べるまでもない影響力だと思いますが、今回の長嶋氏の受賞は「松井氏の受賞ありき」」で考えられたような気がしています。
松井氏の国民栄誉賞授与に関してはどのような形で決められたのかわかりませんが、松井氏に国民栄誉賞を授与するのにあたって、「長嶋さんにはあげなくて良いの?」という雰囲気になったような気がします。
もちろん長嶋氏は成績いかんにかかわらず、日本プロ野球を「国民の娯楽」に高めた功績があり、その影響力は多大です。
すでに受賞してもおかしくない方ですが、ここまでタイミングがなかったのでしょう。
大鵬氏の逝去後授賞に対する意見もかんがみて、「松井氏授賞のこのタイミングで!!」という形で決められたのでしょう。
こんかい松井氏が授賞されなかったら、長嶋氏ももしかしたら生前授与はなかったかもしれません。
そう考えると長嶋氏国民栄誉賞受賞には「松井氏授賞」が欠かせなくなったのは間違いないと思われます。
「国民栄誉賞が軽くなった」という声がありますが、もともと国民栄誉賞はそこまで敷居の高い賞でもなかったような気がします。
お二人の授賞はとても喜ばしい話題であると思っています。