最近、ようやくですが「商品にはデザインが大切だ」とううことに気づいてきました。
商品=利便性
商品=使いやすさ
など実質的な部分に目が行きますが、それに付随するように「デザイン」というのも避けて通ることのできない重要な要素だという事が今更ながらわかってきました。
ここでいうデザインというのは、たとえば車でいう「風の抵抗を考えた流線型のデザイン」のような、機能に付随するデザインのことではありません。
時には機能を度外視したような「視覚的デザイン」です。
たとえばアップル・コンピューター。
やはりこの会社が強烈なインパクトで市場に挑戦してきたものは「初代i-mac」でしょう。
それまでの堅苦しい、いわゆる事務的なデザインしか存在しなかったパソコン市場に、鮮やかなスケルトン・カラーを持った「i-mac」で挑戦し、一気に「家庭のインテリアとしておしゃれなパソコン」という新たな概念を発生させました。
これは一般市民にパソコンを普及させるのに大きなステップになったはずです。
最近ではトヨタ自動車のピンクのクラウン
それまで「おじさんの車」として認識されていたクラウンを、いきなりピンクに塗りCMに登場させました。
これは画期的なイメージの変化を及ぼしたと思われます。
もちろん実車としてはごく少量の限定生産と言われていますが、このCMのインパクトは大きく、クラウンのイメージを大きく変えた可能性はあります。
ただたんに「ピンクに塗った」だけならば、田舎のヤンチャな方たちも行っていることです。
それを本家本元のメーカーが行い、さらに旬の若手女性タレントの運転でCMに登場させる。
これは画期的なイメージ戦略です。
ダイソンのサイクロン式掃除機。
サイクロン式としてはダイソンが先駆けですが、その後後続メーカーが続き、ダイソンの専売特許というわけではなくなりました。
値段も後塵メーカーより高い中で、まだまだ需要があるのはなぜか?
やはり洗練したデザインがひきつける魅力なのかもしれません。
「商品」と「デザイン」
男性は機能性に重きを置きそうですが、女性はきっと「デザイン」に重きを置きます。
そういうところが「女性が社会で必要とされる感覚」なのでしょうね。