AKBの楽曲における作詞家の意味

images現在、バングラデシュに駐在中の為、詳細は分かりませんが日本ではまた「AKBの総選挙」のことでニュースが持ち切りなのでしょうか??

まったく関心がない上に、日本のテレビを見ていないため詳細が分かりませんが、ヤフーニュースによると、その瞬間最高視聴率は32%を超えたとの事。

何時間の番組だったのでしょうか?

ここまでくれば、本当に国民的グループではあるかと思います。

しかしその投票権の購入にはCD1枚買わないといけない、それを大量購入する人たちもいると聞いています。

またCDが売れれば、年間のCD歴代売上ランキングもAKBが軒並み塗り替えているという話を聞いています。

純粋な音楽ファンであれば、若干苦々しいランキングでもあり、このような販売方法が成立するのであれば、「CD販売数=楽曲の良さ」という方程式がまったくずれたものとなり、意味がなくなってしまっています。

音楽を聴きたいためのCD購入ではなく、その「おまけ」を期待したものであり、CD自体が付属品のような感覚です。

商売が成り立てばすべて良し」という考えはとても残念な考えだと思います。

しかし、まだ対してお金の使い道がわからないような年齢の人まで、周りの空気に押されて「大量買い」をしているという話も聞きます。

AKBの楽曲の作詞は、プロデューサーの秋元康氏と聞いています。

もちろんCDが売れれば売れるだけ「作詞印税」も潤沢に入るのでしょう。

しかしこのように大量購入の上で売れたCDの歌詞を、しっかり聞いてもらえているのでしょうか?

そこに作詞家のプライドというものは存在しうるのでしょうか?

極端に言えば「あいうえおーーーかきくけこー」とふざけた歌詞をつけただけでも、「投票権」や「握手券」さえつけばそれなりに売れてしまうという事です。

もし心を込めて作った歌詞であればあるほど、表現者としては「聞いてもらいたい」という気持ちが大きいはず。

しかし、現在のような販売方式を仕掛けるのも秋元康氏を含めた方たち。

そう考えると自分の歌詞にあまりプライドはないように思われます。

そこがAKBファンでない方の共感をつかめない理由なのかもしれません。