日本でコミュニケーションツールとして非常に浸透している「Line」
このたび「LINE電話」として電話機能も備えることになりました。
今まではLINEを使っている人同士は無料だったにも関わらず、有料であるがLINEを使っていない人の携帯電話に電話をかけられる、という事です。
これで「スカイプアウト」「バイバーアウト」に続いて新たなサービスです。
現在日本で圧倒的に浸透している「LINE」でこのようなコミュニケーションが認知されると、だんだんと日本の高額な携帯電話料金も競争の中にさらされる期待があります。
今まで海外に電話をする時には「スカイプ」のサービスである「スカイプアウト」を利用してきました。
しかしこのサービスは日本の通信会社サービスの特異性から「発信者番号が通知されない」という不利な点があります。
私から海外に、また海外から日本にスカイプを通じて電話をしますが、相手方には「番号非通知」などで表示され、非通知電話の着信を拒否している方には電話を取って頂けない場合もあります。
しかしこのLINE電話は、まだ安定はしないものの、番号の通知をされるらしく、受信者が発信者をある程度特定できるようです。
しかしまだかけられる国が限定されているのもデメリット部分ではあります。
欧米ではLINE同様に浸透している「Whats App」をFacebookが買収する、という話がありました。
やはり今はどこの会社も、この新たな通信技術に注目していることをうかがわせます。
そうなると、社会はどうなっていくのか?
今まで日本の通信会社は、日本の既存の通信会社のみをライバルとしてきましたが、自社の通信アンテナを立てるたびに、海外からのライバル参入が行われてくる、という情況に陥ります。
消費者としては選択肢が増えて良い事ですが、当事者たちは戦々恐々でしょう。
かつてメールと電話で行われていたコミュニケーションも、スマートフォンの発達とともに安価な「ダイレクトコミュニケーション」と「IP電話」に変わっていくでしょう。
使用者は常に情報を選んで、賢い選択をするべきだとおもいます。