「世界の果ての通学路」というドキュメンタリー映画です。
世界には道なき道を何時間もかけて通学する子供たちがいます。
彼らを追ったドキュメンタリーになります。
野生のキリンや象が生息するサバンナを駈け抜けるケニアの子。
山羊飼いの仕事を終えてから、愛馬で学校へ向かうアルゼンチンの子。
女子に教 育は不要とする古い慣習が残る村から、寄宿学校に通うモロッコの子。
生まれつき足が不自由で、弟たちに車椅子を押されて登校するインドの子。
それぞれ境遇は様々ですが、彼らは日本人では考えられないような通学路、通学距離を経て学校に向かいます。
彼らの共通の思いは「夢をかなえたいから」
そういった思いで学校に通っています。
翻って日本の話題。
昨今では大学入学式に参加する保護者が増えていることが話題になっています。
京都大学では、学生を上回る数の席を用意したそうです。
今までは女子学生の親が大半だったものの、昨今は男子学生の保護者も急増しているそうです。
また同時に学生側も親の同行に抵抗感が薄れているそうです。
この2つを比べるのは確かに極端だと思います。
しかしこの2者のインタビューを視ましたが、前者は小学生くらいの年齢にもかかわらず大人を感じ、後者は18歳の年代なのに子供を感じました。
人は生まれた場所によってスタート地点が違うことをまじまじと感じられました。
大人も、子供もこのような映画を見て何かを感じられたら、とおもいます。