現在、東京を中心に「デング熱」での症状が連発していて、いくつかの公園では「消毒の為の立ち入り規制」が行われています。
三敬鋼機㈱の子会社S.K.LINX(Bangladesh)LTDのあるバングラデシュは亜熱帯地方であり、また国土の多くが川が多いため、雨期の終わりには大量の蚊が出ます。
またその蚊によるデング熱は、比較的ポピュラーな感染症であり、駐在員として生活している私にとってはあまり恐れる物ではありません。
もちろん症状はきつく、高熱が3~4日続く感染症ですが、自然治癒するものであり「かかったらしょうがない」程度で生活している人が多いのが現状です。
私に限らず、多くの日本人駐在員の方も、こちらで「デング熱」には感染しているでしょう。
そう考えると現在の日本の「過剰」とおも思える情報錯そうは、余計に恐怖心を広げてしまっている原因になっているのかもしれません。
正直「自然治癒する可能性の高いデング熱」よりも恐れるべきはパンデミックの様相も呈してきた「エボラ出血熱」の方です。
まだ未確認情報ですが、隣国韓国に出入りしていたナイジェリア人から「エボラ出血熱」の可能性のある症状が見られた、との事です。
まだ詳細は分かりませんが、韓国のインチョン空港と言えば東アジアのハブ空港であり、日本路線も数多く出てきます。
そうなると、いよいよ「対岸の火事」と言えない状況になっています。
現在、世界では「パンデミック」に備えて、早急な対策が練られているようですが、それよりも感染の広がりの迅速なことが気になります。
交通手段の効率化により、世界の距離が縮まったとともに、同時にこのような疾患の広がりもとんでもない速度を見せます。
デング熱もそうですが、今後は「エボラ出血熱」にも注意しなければいけない状況ですね。