2016年も明けて、すでに1か月たちました。
本当に時間は早いものです。
なぜか今年は年初から人々の関心をつかむ話題が多いですね。
SMAPしかり、ベッキーしかり、野々村元県議しかり。
そして最近には清原逮捕まで。
まさにそんな中、経済の方でも日銀黒田総裁が「黒田バズーカ」と呼ばれる金融緩和策を打ち出しました。
それが今後「日銀がマイナス金利」を導入する、との事です。
マイナス金利というのは、「お金を預けたら、金利がもらえるどころか、逆に目減りする」という政策です。
日本銀行は「銀行の銀行」という立場。
市中の銀行は日本銀行にお金を預けたら、金利をもらえる、この金利の歩合が「公定歩合」です。
日銀の「マイナス金利」政策は、市中の銀行に対し暗に「日銀にお金を預けるのなら、世の中の会社さんに回しなさいよ」というメッセージなわけです。
もちろんこの黒田総裁の発表後に日経平均株価は続伸、しかしわずか1週間もしないうちに発表前水準と同様になってしまいました。
結局、アメリカの景気対策がはっきりせず、中国景気減速の実感が大きく、より安全な「円高」に振れ、輸出会社の多い日経平均は下げた、というところです。
「黒田バズーカ、不発」というところです。
この景気対策がここまですぐに効果がなくなるとは思いませんでした。
個人的には1か月は黒田総裁の想定通りに運ぶと思われていましたが、マーケットはもっとシビアに現実を見ていた、との事ですね。
よく住宅ローンで「今が過去最低の金利」と言われて久しかったですが、それが「ゼロ金利」になり、とうとう「マイナス金利」です。
住宅会社の営業マンのセールストークも、これでは今後判断が難しくなりますね。
実は個人的には「円高歓迎」なのです。
これはまた次回に。。。