イチロー選手がシアトルに帰還

イチロー選手が、大リーグ生活のその大半を過ごしたシアトル・マリナーズに戻ってくるとの事です。

契約は1年。

すでにイチロー選手は44歳。

シーズン後半には45歳を迎え、先日マイナー契約を勝ち取ったバートロ・コローン投手の次の年長者になります。

2012年7月にシアトルを離れてから5年半。

選手としての立場は大きく変わりましたが、未だに身体のケアも含めて素晴らしい状態にあると言っても過言ではないと思います。

ただメジャーリーグ内でも最近は「年齢」に関して、「不文律」があるようで、いくら健康な選手でも現在のイチロー選手の年齢では、普通は契約に持ち込むまでには至らないところがあります。

現在のトレンドでは、「37歳までにそれなりの契約を終え、そこでもまだ成績が残せたのならそこから最後の契約か、単年契約」というのが常識となっています。

ダルビッシュ選手が先日結んだ契約も、やはり37歳を目途に結ばれていますし、現在までの最高契約額13年300億円超の契約を結んだジャンカルロ・スタントン選手も、その最終年を37歳になるようにまとめられています。

それを考えても、現在のイチロー選手の契約、ましてや「メジャー契約」は驚異的です。

「メジャー契約」は各チーム40名まで持っており、そのうち「25名はベンチ入り」になります。

イチロー選手本人は現役に関して「少なくとも50歳」という表現をしており、またアメリカの新聞も「彼は最後の瞬間をシアトルで迎えるために来たわけではない」という書き方をしているものもありましたが、他紙では「最期の1年になる」とも書いてある新聞もあったようです。

どちらにせよ、イチロー選手の驚異的な存在も有限です。

最期まで楽しませてもらいたいものです。