2024年4月24日
話題としてはいささか遅いですが、メジャーリーグで大谷選手が歴代契約額最大となる10年700万ドルでドジャースと契約しました。
近年のメジャーリーグにおける年俸インフレから考えても、とんでもない金額です。
年換算で70万ドルになります。
この契約前のメジャーリーグでのスタープレーヤーの契約金額はだいたい35万ドル程度。
二刀流という事もあり、ぱっと見て35万ドル×二刀流=70万ドルのようにみえますが、それでも個々で見るとこれほどの契約になるものか?と思いました。
昨年、日本人としては誕生するとは予想されていなかったホームラン王にもなりましたが、DH専任です。
それまでのメジャーのDH専任のスタープレーヤー年俸を考えると、15万ドル程度。
しかし昨年は二刀流出場でホームラン王になっていますので、もちろんそれを大きく飛び越して22万ドルくらいもらうのも納得いくでしょう。
そしてピッチャーです。
ピッチャー専業でないのでしょうがないですが、調子が良い年でも年間登板イニングは160イニング程度。
200イニング以上を毎年投げ切って、サイヤング賞に絡む活躍をして40万~45万ドルくらいでしょう。
しかし160イニング投げるピッチャーとしては、インフレ傾向を考えても平均的な年俸は22~25万ドルの複数年契約でしょう。
となると合計44~47万ドルの複数年契約が妥当。
さらに現在のメジャーリーグは37歳くらいまでの複数年契約が主であるため、普通に考えると7年総額308万ドル~329万ドルで球団が契約出来たら最高。
それにプラスして大谷選手の宣伝価値、また傑出した存在を考えて10年500万ドルがでたら、その時点でもメジャー歴代1位ですから大ニュースでしたでしょう。
しかし大谷選手が結んだ10年契約はそれすらを凌駕します。
とんでもない契約です。
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