渥美半島沖でメタンハイドレード採掘成功

burning_hydrate_inlay_us_office_naval_research 三敬鋼機㈱のある愛知県渥美半島沖で、海底からメタンハイドレードの抽出に成功したそうです。

脱原発のなか、エネルギー問題に直面している日本にとってかなりの朗報です。

現在、原発稼働台数が少なく、その発電を火力や水力によって賄っています。

その火力発電のボイラーを回すために、石油やガスなどが必要なのですが、この金額高騰に日本がまいってしまっている状態です。

アメリカは自国の地下から「シェールガス」の採掘に成功

今後はガス輸出国になるのでは?と言われていますが日本はほとんどないとのこと。

その中で、この「メタンハイドレード」の抽出はかなりの朗報です。

各国が抱える領土問題ももちろん、漁業権など分かりやすいモノ以外にも、将来的なエネルギー確保のための「排他的経済水域」の確保があるのは間違いないです。

さて、その中で原発なのですが、人間のコントロール下に完全に抑えられる事が出来るのなら「夢のエネルギー」であるのは間違いないです。

しかし、今回の原発事故のように「何かあった時に取り返しのつかないもの」である場合、稼働させるべきものでないと思います。

しかし現在、自民党は「原発推進」に動いています。

理由は「代替エネルギー不足」と言われていますが、「一体どれだけ不足して」「値上げがあった場合、どのくらいまで値段が上がるのか」「それは電力会社の企業努力や、システムの円滑化の最大限の努力をして得た数値なのか」が分からないまま進んでいます。

市民はなんとなく「原発再稼働はしょうがない」という意識かもしれませんが、世界ではまだまだ原発をもっていない国のほうが多いのです。

もう少し、今後の原発政策は熟慮が必要な気がします。

セブン銀行ATMでの巧妙なスキミング詐欺

skimming最近、「セブン銀行でのスキミング被害」がいくつかの場所で合ったようです。

すでにいくつか難しい言葉が並びましたが、ゆっくり説明していこうかと思います。

セブン銀行」というのは簡単に言うと、コンビニエンスストア「セブン・イレブン」が営業している銀行で、そのATMはコンビニエンスストア内にあります。

「スキミング」とは、たとえばクレジットカードなどのカード情報を、特別な端末で読み取ってしまう事です。

かつてスキミングとは、海外で買い物した時に正規のクレジットの機械を通すのと同時に、特別な機械を通しクレジットカード情報を抜き取り、お金を引き出す被害が横行しました。

そのため、なるべく「クレジットカードの機械使用は目の前でやってもらうべき」だと注意喚起されてきました。

今回はさらに巧妙。

セブン銀行のATMはコンビニ内にあります。

コンビニ内のATMのカード挿入口に、かぶせるように「スキミング機械」をとりつけ、さらにATMの横にカメラを設置し「暗証番号を読み取っていた」という事です。

なんと、顧客自らスキミング機械に通すという行動をさせていたという事です。

カード挿入口にかぶせるように、スキミング機械を入れられるとなかなか分かりづらいです。

写真のような形状のようです。

そしてカメラの位置。

もの凄い巧妙です。

このようなスキミング機械を製作するのにもそれなりの金額はするでしょうし、なによりも24時間営業のコンビニの中でとりつけるという大胆さ

コンビニの端末は、比較的レジから見にくい所に置いてある事を考慮に入れての犯行のようです。

現在は首都圏4件での犯行が表ざたになりました。

犯人は、この状況も了解しているはずです。

スキミング機械の製作にお金がかかっている以上、これでおしまいという事はあり得ないと思います。

となると、今度は地方都市での犯行が予想されます

セブン銀行を使用する方は、ぜひこの形状と仕掛けをよーく念頭において、このような詐欺行為から自ら身を守ってほしいと思います。

ベネズエラのチャベス大統領が逝去

200px-hugo_chavez_02-04-2010南米ベネズエラのチャベス大統領が亡くなったそうです。

日本では決して有名ではありませんが、「反米論客」の急先鋒として知られています。

ベネズエラでは国全体的に「反米」という事はありません。

現に今回のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)にもベネズエラ代表が出場していますし、正直なところ「優勝候補筆頭」です。

昨年のメジャーリーグ40数年ぶりの「三冠王」も実はベネズエラ人

アメリカ社会でも活躍しています。

しかしながら、このチャベス大統領はかなりの反米論客

その熱狂的で過激な熱弁は一部に根強いサポーターがいたのでしょう。

国連総会の中でも、アメリカを名指しで大いに批判していたのが思い出されます。

こういう人に限って、自国では人間的な姿を見せます

それがさらに彼へのサポートに繋がるのでしょう。

今回チャベス大統領は50代での逝去。

かなり若い年齢です。

「反米」を声高に訴える事が出来る数少ない論客の逝去を惜しむ声も多いでしょう。

飛行機の最長航路と、最短航路

index1テレビで「世界最長の飛行時間の航路はシンガポール⇔ニューヨーク間の18時間」という事を知りました。

逆に最も短い航路はスコットランドにある飛行場から出発する2分ほどの飛行だという事です。

個人的に18時間の飛行時間が最も長いとは思いませんでした

たとえば日本から最長のブラジルに行く場合、やはりアメリカなどを経由していくため18時間未満なんでしょう。

NY⇔東京間という航路もあるはずですから、これは相当長い航路だという事です。

個人的に一番長かったのがシカゴ⇔名古屋間

はたまたロンドン⇔名古屋間の11時間程度でしょう。

逆にこれくらい長い航路だと、途中寝てしまって、というか時差ぼけになって寝てしまってそこまで苦しい旅程ではありませんでした。

逆に最も短いのが国際線でインドのコルカタ⇔バングラデシュのダッカ間の45分でしょう。

国内線ではネパールの首都カトマンズ⇔第二の都市ポカラの30分です。

両航路とも、陸路で行けばかなり時間がかかります。

短いとは言え飛行機の需要も当然ある航路です。

それこそ離陸して、あっという間の覚えがあります。

ここで気になるのが「2分の航路」

インターネットはさすがに便利で、すぐに検索してみましたがどうやら「島⇔島」の定期便のようで、到着予定飛行場が出発予定飛行場から見る事が出来ます。

ここをセスナ機並みの小型飛行機で「海?か川?」を超えるわけですね。

大型機ではさすがにこんな航路は飛びませんね。

個人的に飛行機と言うのは大好きな乗り物です。

こういった雑学情報を調べるのはとても楽しいです。

スマートフォンと、いわゆるガラケー

index「スマートフォン」、「スマホ」、「らくらくスマホ」

世の中スマートフォンだらけで、従来型の携帯電話が段々と無くなってきました。

現在、携帯電話の新規機種はほとんどがスマートフォンだそうです。

私は個人の携帯はスマートフォンですが、会社の携帯は日本の会社もバングラデシュの会社も「従来型携帯」を利用しています。

スマートフォンは確かに便利ですが、とにかく使い放題プランにすると値段がバカ高い

従来型のモノと比べて、一気に高くなります。

値段を抑えるためには、自宅のインターネット環境を「Wi-Fi」にして、外ではインターネットを極力使わないようにするなどの事で乗り切れますが、わざわざ自宅にインターネット環境があるのにスマートフォンでインターネットをする事自体、意味が無いように思えます。

現在は「ガラパゴスケータイ」と言い日陰に追いやられている感のある従来型の携帯ですが、スマートフォンに比べ圧倒的に勝っている事があります。

それは「バッテリーの持ち

日本ならまだしも、容易に電源をとれないバングラデシュで携帯の電池が切れてしまう事は、一大事の場合「まさに命取り」になります。

ですから、バングラデシュでもスマートフォンは隆盛を極めていますが、未だ従来型携帯にこだわって使用しています。

前々から日本の携帯電話の「独占性」と「値段の高さ」には辟易していました。

1ヵ月の通信費に1万円近くかかる国なんて、日本以外にありません

さらに新機種発売をスマートフォンばかりにするというのはかなりの大手3社のエゴに他ならないと思っています。

別の選択肢があればいつでも変えたいのですが、免許制であったり通信速度に省庁がからんだり、難しいようです。

それを背景に考えると、いろいろときな臭いですね。

日本にも、もっとやすく通信が行える状態を作り上げてほしい、そうでなくてはならないと日々考えております。

日本の領海にレアアースが!

300px-marcus_island_df-st-87-08298昨日、南鳥島近郊の日本の「排他的経済的水域」において、大量のレアアースを含んだ土が採取された、というニュースを見ました。

日本の年間使用量の250年分と言われていた予想を覆して、さらにそれ以上の埋蔵量、そして高濃度だと言う事も加えて報道されました。

これはかなり素晴らしいニュースだと思います。

現在、日本はエネルギー危機に陥っています。

原発の稼働がなく、実質火力発電や水力発電に頼らざるを得ず、その原料となる天然ガスなどは輸入に頼っています。

同じように天然ガスを輸入していたアメリカは自国内にシェールガスが発見され、近年中には天然ガスの輸出国になるのではないか?と言われてきました。

日本には残念ながらこのようなシェールガス的なものは見つかっていないらしいですが、それと共に次世代の資源として90%近くを中国に頼ってきた「レアアース」が自国内で生産できると、日本の輸入政策にもかなりの転換が見る事が出来ます。

現在レアアースは「電気自動車」や「スマートフォン」「LED電球」などに使われているらしいですが、電気自動車がもっと安価に手に入れられる事が出来たら普及も進むでしょう。

LEDも同様です。

ただ、現在はかなり水深の深い場所にあるようで、実質的に組み上げるのにはかなりの時間がかかり「採算性」の論議はこれからのようですが、どちらにしても日本の領海にこのような資源が埋蔵されているというのは朗報です。

できるだけ早く実用化ができるよう、期待しています。

購入前チャットサポート

index5新しいパーソナルPC購入に「Dell社」のチャットサポートシステムを利用しました。

いつの日もパソコン購入者とパソコンの進化は追いついて、引き離されてという具合に進んでいます。

メーカー製パソコンとDell やヒューレッドパッカード、レノボやAcerなどのパソコンではまだ値段の差があるようで、どうしても直販型パソコンを選んでしまいます。

しかしその中で問題なのは、しっかりしたPCの知識がないと、画面上に表示されるスペックのみでなかなか判断しづらいです。

そこでDell社のチャットサポートを利用してみましたが、これがなかなか「かゆいところ手が届くサービス」です。

自分の疑問に1つ1つしっかりとした返答をしてもらい、自分に一番合ったPCを推薦してくれます。

他のPCサイトものぞいてみたのですが「パソコン購入前チャットサポート」というのは、Dell社しか見つけられませんでした。

結局、Dell社で推薦してもらったPCを購入したわけですが、やはりこういう「顧客のかゆいところに手が届くサービス」というのは購買意識をそそられます。

どういった仕事の形態にせよ、やはりお客様は神様であります。

そのサービスに感心しました。

朴槿恵大統領誕生にみる首相制度との違い

untitled本日、お隣の国「韓国」で新たに女性大統領に「朴槿恵」女史が就任しました。

実は昨晩少し夜更かしをして12時以降に就寝したのですが、ヤフーニュースでは「12時をもって、政権移譲」というニュースが載りました。

なるほど、韓国の大統領は就任式の日の「日が変わるのをもって」大統領に就任するのか、と思いました。

日本ではどうでしょうか?

検索したもののなかなか出てこないです。

もちろん国会の使命時ではなく、「天皇による任命時」なのかもしれません。

いや、もしかしたら国会の使命時なのかも?

なかなか、難しいです。

?

総理大臣は大統領と違い、仰々しい「就任式」というものはやりません。

もちろん総理大臣と大統領では「国の中の置かれている位置」が別であり、一応憲法上では「三権の長」たる「議会議長」と「最高裁判所長」が同列に配されるはずですから、大統領のような地位はありません。

しかし、このような大統領制がうらやましいのは「就任式」をもって、とりあえず国民が一つになる瞬間が訪れるということです。

賛成も反対もいるでしょうが、やはり式典としてしっかりしていますし、国民にもわかりやすい。

たとえ大統領任期中に、不名誉なことがあっても、総理大臣のようにころころ変わるようなものでもありません。

ひとまず国民は支持し、政治を預けるのです。

?

日本でも「首相公選制」が叫ばれますが、首相公選制は国民にも一定の「責任」が問われます。

現在は国民に政治を付託された国会議員の中から総理大臣が選ばれるので、一応は「総理大臣を選んだ国会議員が悪い」と言い訳できますが、公選制になったらそうはいかない。

投票率が50%前後の国民ではまともな投票は無理でしょう。

国民自らが責任を持って政治に対して関心を持つ、これが「大統領制」と「首相制」の国民にとっての心持の違いでしょう。

卑弥呼の墓??

hashihaka-kofun-1日本考古学学会をはじめ15の学会が奈良県の箸墓古墳を調査したそうです。

この古墳は「卑弥呼の古墳ではないか?」と言われているそうです。

考古学好きにはたまらない研究ですね。

たとえば大阪の「仁徳天皇陵

大仙陵古墳」とも呼ばれている古墳ですが、一応宮内庁が「仁徳天皇の陵墓ではないか?」と言われているところです。

このような発表がある限り、なかなか「天皇陵墓」に研究目的とはいえ立ち入ることは難しく、その真偽が議論されています。

その中で今回の「箸墓古墳」に関しては採掘許可が下りたようで、もし貴重な資料などが出てきたら「邪馬台国」の謎が少し解明できるのかもしれません。

エジプトのピラミッドといい、中国の秦の始皇帝陵といい、世界の王の墓は後世にで「墓あらし」にあったきた歴史があります。

しかし日本の天皇陵に関しては、古代から現在でも絶えることがなく「天皇」という立場が確立されている現状、「墓あらし」という話は聞いたことがありません。

卑弥呼は「天皇」という立場ではなかったため、今回のような研究が可能だったのでしょう。

今回の研究でどれだけの謎が解けるかわかりませんが、どちらにしても考古学好きにはたまらない研究なんでしょう。

1円玉製造ゼロに見る経済動向

200px-1jpy日本での1円玉の製造が2年連続で0個だったようです。

記事では「電子マネーの普及に押され・・・」とつづられていましたが、やはり消費税の関係もあるのでは?と思います。

消費税3%が導入された時、子供心に「1円玉を使う機会が多くなったなぁ」と感じていました。

店側も同じような事を考えていたはずです。

その後、1997年に消費税は5%に。

一気に1円玉を使用しなければならない機会がへり、さらに店側も「消費税込み」で切りの良い価格を出す事も多くなりました。

こういういくつかの原因で1円玉の必要性が段々と薄れていったのかと思います。

最近では経済効果をもくろんで「5万円札の発行」という噂もあります。

ただ紙幣の発行なだけで、経済効果はあるの?と思われますが、ある程度即効性のある効果は望めるかと思いますが、継続的効果と言うのは疑問視されます。

2千円札が良い例です。

お金の発行、製造一つとっても経済効果や経済の裏側を覗く事が出来ます。

現在、巷で話題の「アベノミクス

たった少しの経済への揺さぶりで大きな効果や影響を与える事を証明しました。

経済と言うのは人の心理によるものだとは思いますが、それが数字として表れると面白みを感じさせてくれます。

ロシアの隕石落下事故

index4先日から連日、ロシアの隕石落下事故が報道されています。

今までも多少の隕石落下ニュースは振れた記憶がありますが、今回ほど大きく報道された事は自分の記憶の中では初めてです。

なにより負傷者が多かった事が、ニュースで取り上げられる大きな要因だったのでしょう。

それにしても今回のニュースで驚いたのが、怪我をされた方達の怪我の原因が、隕石落下の衝撃ではなく、「隕石飛来の衝撃波」だと言う事です。

隕石落下時に大きな揺れ、やら隕石衝突の衝撃ではなく「衝撃波

いわゆるソニックブームと呼ばれるものでしょうか?

ハリウッド映画では何度も見た光景ですが、本当にこのようなモノが飛来すると「衝撃波」が凄いのですね。

驚きました。

偶然ビデオに撮っていた方達が「爆弾だ」「戦争だ」という声を上げていたのも意味が分かります。

飛んでもない衝撃波だったんでしょうね。

今のところなにより直撃の被害が無かったようで、それだけは幸いです。

専門家によると、地球には毎日相当な数の隕石が落下しているようです

今回のような事故に繋がらないだけで、今後もあり得るでしょう。

その時、どのように我々は危険を回避できるのか?

恐竜の時代を終わらせたという「隕石落下」

しょせん人の力ではどうにもならないのかもしれません。

ラウンドアバウトの有効性

pk2013020502100197_size0長野県飯田市で「ラウンドアバウト」の社会実験が行われているようです。

「ラウンドアバウト」、英語で書くと「round about」なんですが、実は日本になかったという事を知りませんでした。

今回は既存の信号機を取り外しての社会実験のようです。

実験をする事は非常に良い事だと思います。

その中で、最も安全で経済性の高い方法があれば採用すべきだと思います。

実はこのラウンドアバウトの優位性と言うのを知りませんでしたが、今回報道される中で様々な優位性を教わりました。

  • 信号機を使わない事による、省エネ。
  • さらに災害時における信号機なしでの安全な交通。

です。

2番目の「災害時」の話は十分納得しました。

確かに今回の東日本大震災の際の各地の停電では、かなりの交通麻痺を起しましたが、このような「信号なし」の交差点は警察の出動などはいらなく、その分警察官を他の場所に回せます。

実際の効能はしらずに利用していたので、実際しっかり考えると「良く考えられているなぁ」と思いました。

さらに写真でもあるように「5差路」の交差点などはかなり優位なんでしょう。

慣れている方はともかく、初めて訪れる人にとって「5差路信号」というのは、一体どこがどこ向きの信号なのか良く分からなく戸惑う場合があります。

ラウンドアバウトに関しては、とりあえず回る路線に入っていけば、十分余裕をもって進出路に向かえます。

今まで何度か「ラウンドアバウト」は利用してきましたが、このような優位性は、腰を落ち着けて考えないと思いつきませんでした。

日本では、まだ慣れるまで「右折」してしまう方も出てくるかもしれませんが、これが定着したらもしかしたら大きな成果かもしれません。

しかもほとんど費用をかけずに。

ラウンドアバウト、こういう事が「人類の知恵」のたまものなのかもしれません。

レーザー照射事件に対しての中国側放送

index3中国の旧正月、いわゆる春節が2月10日に迎えられました。

前日の9日から街中は相当な爆竹でかなりの状態です。

8日~10日まで中国に滞在していました。

先日の日本人襲撃デモでもかなり派手に動いていた上海も含めてです。

日本人とは言え、顔が同じ系統である以上、黙っていればとくに何も障害がない滞在でした。

しかし気になる事が一つ。

9日から滞在していましたが「レーダー照射事件」に対して中国のニュース番組では「日本側のねつ造」という論説を繰り返し報道していた事です。

春節前、いわゆる日本的にいうと「大みそか」にも関わらず、ニュースのトップは「レーダー照射事件」の件。

日本的に言うと「報道ステーション」や「ニュース23」のような番組の中で、キャスターが軍事評論家と共に「日本はなぜ、このような年末の時期に「荒唐無稽なでっちあげ」を作り出し、中国に対してゆさぶりをかけるのでしょうか?」というような論調を繰り返し、専門家が様々な憶測をめぐらす。

まるっきり日本の報道と逆の状況です。

中国はご存知のようにインターネットやテレビ、新聞を含めてまで報道規制が存在しています。

その中でこのような報道を繰り返して見、さらにその後のドラマで日中戦争時の日本軍との戦いを放送されると、いやが追うにも「日本敵視」という感情は盛り上がっていくのは当然だと思います。

中国の滞在は比較的バタバタした事が多いものの、春節前でたくさんの商店、レストランが閉まっていた事もあり久々にホテルにて中国のテレビをゆっくり見て、その「「反日感情」の芽生えがこのように育っていくのだ、というのを改めて確認しました。

東京の災害への脆弱さと企業の本社移転

index2昨日の天気予報、首都圏では積雪が予報されていたにもかかわらず積雪なしで、気象庁には苦情が寄せられたそうです。

現在「気象庁」は国土交通省の外局にあたり、それなりに国庫から予算が出て専門的に従事しているので、やはりこの時代ではそれなりの高確率の気象発表を出さなければいけないとは思います。

加えて、首都圏機能の「天災への脆弱さ」がとても感じられます。

やはり首都圏へ仕事に行く人の多さ。

それに伴う人の流れが大きな問題になっているようです。

通勤時間1時間強なんてザラ、というのが日本です。

最近はIT化社会の中、日本の地方だけにとどまらず海外でもそれなりに情報伝達に苦はないようになりましたが、企業の本社機能だけは「東京」というのが多いように思えます。

なぜ日本はこの情報化社会のなか、もう少し郊外へ本社機能などを移転させないのでしょうか?

先日のニュースで「東京の生活費は世界一」というのを見ました。

イコール、会社として支払っている給与平均も日本では一番高い地域なのでしょう。

郊外であれば、たとえば会社の本社家賃や土地なども安く抑えられますし、社員の福利厚生費もおなじ支給額だったらもう少し充実させられます。

これだけ情報化社会の中、まだ東京にこだわるメリットはあるのでしょうか?

例えばアメリカのデトロイトは自動車関係、西海岸のシリコンバレーはIT産業、南部アトランタにはコカコーラ、中部セントルイスにはバドワイザーなど、アメリカの会社は「本社はニューヨークやワシントン」という考えはさほど持っていないように思われます

世界の金融機関のアジア本社が「シンガポール」「香港」におかれる理由はある程度わかります。

税金が他国に比べ格段に安いからです。

しかも金融機関は大規模な工場などを有するものでもないオフィス機能メインですので、シンガポールや香港に土地的メリットを感じているのでしょう。

しかし「日本の中の東京」であれば、「日本の中の他都市」とはさほど極端な違いはないように思われます。

情報化社会の中、もうすでに日本では大容量の情報伝達も可能になりました。

段々と東京から地方都市へ本社機能が移るのか、もしくは「やっぱり本社は東京」というのが日本人の抱える「右へならへ精神」なのか、見守っていきたいと思います。