民主党、野田前首相の「解散表明」以降、円安ドル高が止まりません。
昨日の段階では、93円後半という状態のようです。
対ドル以外でも確認しましたが、全て円安傾向にあり、あきらかに日本主導の動きである事が読めます。
海外では現在でも「円が安い」という見方なのでしょう。
マスコミが付けた「アベノミクス(本人は決して言ってませんが・・・)」の効果と言いながら、実際はまだ大きな動きをしていませんでした。
いわゆる期待値です。
日銀白川総裁の「辞任」が匂わされていますが、これもまだです。
全て期待値の中で、このような円安。
もともと今までの日本円の「80円台前半」というラインはさすがに異常に安すぎた感はあります。
今後は100円前後で落ち着くように思えますが、それでも数年前に比べ円安ドル高かな?とも思います。
しかし、ここまでの動きを見せると、やはり「為替」も「株」も結局は人の心理なんだなぁ、と言う事が思い知らされます。
これで安倍政権の経済政策に期待値ほどの成果が見えなければ、また動くのかもしれません。
白川総裁スケープゴート論が巷に拡がっています。
「日銀がお金を刷らないからだ」のような論が、経済通でもない一般市民の口から出ています。
正直、これについて本来は、「日銀がお金を刷れない理由」や「そう簡単な話ではないのだろう」という思いもありますが、どちらにしてもここまでの「株安」を持続させたまま有効な手だてが打てなかったのは「結果論」としての責任はあるように思えます。
さてこの後、「株」「為替」はどのような動きになるでしょうか?
「急激な為替変動」は厳しいですが、「株価上昇」は歓迎です。