消費税増税について

300px-tva-ue-2007消費税増税法案が可決されました。

民主・自民・公明の3党合意の上です。

これは結局、自民・公明両党が「可決協力する代わりに、可決後の早期解散を約束する」という民主党との密約の上とも言われています。

そして出てくる野田総理大臣の「近いうち」議論。

「近いうち」とは何時の事を差すのか?

テレビでは様々な論議が行われていますが、本当に不毛な論議ですね。

解散総選挙がやりたいから「消費税増税に賛成」するのが自民・公明党の考えです。

消費税増税より、解散総選挙の方が自民・公明にとっては大事な事のようです。

また野田民主党

「近いうち」というのは何時の事なのか?

明言を避けています。

民主党は政権公約として「高速道路無料化」「子供手当」「財源はある」をすべて反故してきました。

国民に嘘をついて政権を取ったわけです。

民主党を選んだのは確かに国民です。

しかし騙されていたのが、国民なのです。

これは多分に怒っても良いと思います。

次の選挙で、民主党が何を言おうとも「すべて嘘」の可能性があります。

公約というのは意味が無い事」を証明した民主党が「公約」なぞを口にしたら笑ってしまいます。

私は政治家の皆様とは比べ物にならないほど浅はかな知識だと思いますが、景気というのは「人の気持ちの表れ」だと思っています。

株価も同じです。

今現在、物価が安くなり給料が安くなり、たとえば日本の大手電機メーカーも大量のリストラ策を打ち出している、まさにデフレの状態です。

消費税増税前は多少の購買感が出てくると思いますが、増税後はさらに民間人は「財布のひもをぐっと締める」でしょう。

景気が悪い時は「減税策」のほうが用いられるべきであり、今回の消費税増税というのは逆効果になると考えています。

なぜかと言うと、その見返りである支出の締め付け策、たとえば「国会議員の定数削減」や「生活保護の見直し」や「公務員給与の削減」が国民にはっきりした姿で伝えられず、国民からしたら「我々ばかり」という気持ちになります。

その「人々の気持ち」がさらに景気を悪化させると考えています。

「これこれ、こういう理由で支出を削減します、その上で増税させてもらえれば最低でも5年後はこのようなラインになりますので、ここは苦しいですが協力願います」

という未来を描いた状況での増税ならまだしも、それをまったく明示せずの増税。

それを明示し、納得した上での増税なら結果は違うものと考えています。

それが「人々の心」=「景気の動向」と考えている根幹にあります。
この法案に賛成したのは「民主党」と「自民党」と「公明党」です。

政権与党でなく、野党の2党も賛成している事を忘れてはいけません。

女子レスリング勢大活躍

index5ようやく女子レスリングで2つの金メダルが獲得できました。

日本のお家芸「柔道」での日本男子勢全敗などの事がありましたので、さすがに日本の報道でも「「ようやく」という感じでの報道のようです。

オリンピック3連覇の伊調選手はとんでもなく強いですが、今回の初出場での金メダルの小原選手、なんといままで吉田沙保里選手に阻まれオリンピック出場もままならなかったそうです。

そうすると吉田沙保里選手は一体どこまで強いんでしょう?

想像を絶します。

ここ最近女子レスリングのメダル獲得が強く、日本のお家芸と言っても過言ではない活躍が続いています。

本日も本命、吉田沙保里選手やサッカーのなでしこジャパンの出場もありますので、終盤に差し掛かりつつも盛り上がってまいりましたね。

女性陣の健闘に圧巻です。

わすれてはいけないですが、本日は「長崎の原爆の日」でもあります。

鎮魂の気持ちも忘れずに・・・・。


バングラデシュ、あまり暑くありません。

index4日本の今年はかなり暑いらしいですが、バングラデシュに駐在中の私はもっと暑いところにいると思われています。

しかしここは実は大きな間違いで、バングラデシュの現在の気温は明らかに日本より快適です。

現在バングラデシュは雨季の時期にあたりまして、毎日曇り空。

一日1時間くらいのスコールがどっとふり、そのスコールが気温を一気に冷やしてくれます。

雨季と言っても1日中雨が降っているわけではありませんので、気温の低下があるこの雨季はバングラデシュ人にとって快適な時期です。

夜などは少し寒いと思うほどで、気を抜けば風邪を引いてしまいます。

ではバングラデシュも暑い時期があるのか?というと3月4月がそれに当たります。

乾季の終わりですが、この時期は気温もぐっと上がり暑い時期です。

しかし乾季と書いてあるように「乾燥している」ので、日陰に入ればしっかり涼しく、日本のような蒸し暑さはありません。

なんか不思議な感覚ですが、寒い冬も知る日本は、気候的にはバングラデシュより厳しい気候なのかもしれません。

日本女子サッカー決勝進出

index3昨日のロンドンオリンピックサッカー女子準決勝は見事日本がフランスを下し2-1で勝利をしました。

結果日本女子サッカー史上初のメダル獲得という事です。

こちらの試合はバングラデシュにてみておりまして試合開始も午後9時から。

まさにゴールデンタイムだったので、深夜放送の日本の皆様と違い、次の日の仕事も楽々でした。

さて昨年ワールドカップで優勝している事もあり、この決勝進出は「当然の結果だ」というような雰囲気がありますが、やはり史上初だと聞かされると感慨深いものがありますね。

しかし佐々木監督の様子、最初の得点時にはかなり冷静な反応で、本当に「強いチームの監督」という雰囲気がしました。

ここまできたらぜひ次も買って金メダルを期待したいですね。

67回目の広島原爆の日

275px-hiroshima_peace_memorial_2008_018月6日は67回目の「広島の原爆の日」です。

同じく8月9日は「長崎の原爆の日」です。

この日が来ると、日本の夏もじりじりとした日差しを想像させます。

2年ほど前に初めて広島を訪れ原爆ドームを見ましたが、やはりその一帯は有名な神社・仏閣とは少し違った意味での荘厳な雰囲気を醸し出していて、歴史の重さを感じる事が出来ました。

世界では未だ「大量破壊兵器」としての核兵器使用は広島と長崎のみに限られています。

現在の核兵器保有国はいわずと知れた「国連安全保障5大常任理事国」およびインド・パキスタン・北朝鮮・イスラエルと言われています。

また核開発疑惑国としてはイラン・シリアが挙げられます。

個人的には今後小さな争いはあると思いますが、大量核兵器の使用は考えづらく、「持つ国が持たない国に対して威圧的な外交戦略をとる」という状況が続くと思われます。

となると「持たない国」は常に溜飲を下げなければいけないのか?と言われるとそれほど屈辱的なものもありません。

人類初の核兵器使用に使用に踏み切った日トルーマン大統領は、「8月15日に参戦予定だったソ連に対しての今後の世界軍事バランスへの抑止」と「当 時の国家予算の20%を議会に事後承認させたため成果をみせなければならなかった」事を大きな理由として、原爆投下を承認したと言われています。

本当の所はどうかわかりませんが、67年後の「世界の軍事バランス」はトルーマン大統領が描いたとおりになっているのでしょうか?

先日、広島にトルーマン大統領のお孫さんが訪れたそうですです。

とても勇気がある行動だと思いました。

英字新聞による英語学習

index2バングラデシュに来てからテレビは見ておりません。

テレビは英語放送もあるものの、やはりバングラデシュ言語であるベンガル語が分からないため、なかなか高いお金を出して買う気がありません。

ちなみにバングラデシュのテレビも最近は薄型化しておりまして、値段はほぼ日本と同じ値段です。

その代わり取っているがバングラデシュの新聞の「英字版」です。

日本のように毎日届けてもらい、1日10タカ(10円)ほどです。

月にすると300円ちょっと

テレビに5万や6万掛ける事を思うと比較的に経済的に時事ニュースが分かります。

しかし英字新聞はもちろん「英語」を理解しなくてはなりません。

これがこちらに来てからだいぶ英語力向上のきっかけになっています。

毎日新しい資料が届き、内容の時事ニュースも雰囲気は分かるので、後は単語量

単語を増やすのは、どの国の言葉を習得するにも不可欠なものです。

正直会話に関しては、単語の組み合わせで会ってもたいがいの事は通じます。

日本人はたいがい「きれいな英語ときれいな発音」を望みすぎて、会話ができないと思っている方が多いですが、世界ではまだまだ英語を母国語としない国の方が多く、彼らはそのたどたどしい会話からも仕事をしています。

日本人の「英語ができる」というレベルは本当に高く、海外で話しかけてくる外国人はたいがい「こんにちは」「お元気ですか?」「私は元気です」程度で堂々と「私、日本語しゃべれます」といってきます。

単語量さえ増えていれば、文法なんてあまり関係なく、さらには綺麗な発音なんて正解はどこにもないのだ、と思わせてくれる毎日です。

アメリカとイギリスの発音ですら、とんでもなく違うのですから。

女子バドミントンダブルスで4チーム失格

index1昨日、日本女子サッカーの「引き分け狙い試合」を話題にして、すぐにこの話題がでてきました。

女子バドミントンにおける無気力試合のため韓国・インドネシア・中国の4ペアが「失格処分」を受けました。

女子サッカーと同じく失格を受けたチームは全て予選リーグ突破を決めていて、これらの試合は決勝トーナメントの組み合わせ決定試合の為、より良い組み合わせを狙うための行為のようです。

結果は4チームの思ったようになったようですが、そこに降ってわいた4チーム失格の処分。

異例の処分だったようですが、なんとも後味がわるい結果になりました。

試合の映像を見たのですが、明らかに故意にネットに引っかけたり、オーバーさせたりを両チームが繰り返しており、見ていた観客もブーイングがひどかったです。

「すこしあからさまにやりすぎだ」という感はぬぐえません。

4チームは失格になったのですが、たとえば日本女子サッカーはどうでしたでしょうか?

こう言う事を見ると、選手どうこうよりも組み合わせ自体にもう少し一工夫加えていかないと同じような事が起きると思います。

なかなか難しい問題ですね。

女子サッカーチームの作戦

index先日のロンドン・オリンピック女子サッカー予選での日本対南アフリカ戦にて、監督より「勝たずに引き分けに持ち込む作戦」が取られました。

これにより日本代表は予選F組2位通過

今後の決勝トーナメントでの組み合わせを考えての事という事で、選手も納得済みとの事です。

すでに予選突破が決まっていた試合では時にこのような作戦が取られます。

これは日本だけでなく、他の国も取る作戦なので私は批判はしません。

しかし例えばそのスポーツ界での絶対的チームはこのような作戦は取らないのも常識です。

ラグビーにおけるニュージーランド代表オールブラックスは第二回ワールドカップで同じ状況が生まれました。

ライバルであるオーストラリア代表との試合を決勝戦まで避けるため、予選2位通過の作戦もマスコミで騒がれましたが、結局オールブラックスが取った作戦は圧倒的な勝利による1位予選通過。

その結果の組み合わせにより、ライバルオーストラリア代表に準決勝で激突し敗退。

結果3位に甘んじて、ニュージーランド国内からもバッシングされましたが、バッシングの内容が「予選で取られた作戦」でなく「オーストラリアに対しての敗退」でした。

ニュージーランドではラグビーが国技であり、絶対的なもの。

このような決勝トーナメント組み合わせを想定した予選リーグでの作戦はとりません。

今回の日本女子サッカーチームはワールドカップ王者ではあるものの、やはり「盤石とはいえない」というのが監督および選手の考えなのでしょう。

それゆえこの作戦にはなにも批判はありませんが、いつか絶対的な存在になり、「絶対的な力」で他を圧倒するチームになって頂きたいです。

頑張れ日本。

スポーツエリート教育

imagesロンドンオリンピックが始まって、もう何日でしょうか?

ようやく日本のお家芸である「柔道」で松本選手が金メダルを取ってくれたようです。

これからもメダルがだんだんと取れてくると良いですね。

ところで国別メダル数を見ると、すでに中国の金メダルは9個

アメリカの5個をはるかに凌ぎます。

最近の中国の隆盛は、経済だけでないですね。

もちろん13億ともいわれる人口の中から選りすぐりの子供をエリート教育してくるので、まだまだこういった競技の中国の優位性は揺るがないと思います。

逆に驚くのが「北朝鮮」の3個の金メダルと、「韓国」の2個の金メダル

北朝鮮に関しては「国威高揚」の意味合いを込めて、中国と同じようにエリート教育していると思われますが、このように結果を出してくると、これに関しては本当にすごいと思います。

そして韓国。

こちらも日本の3分の1ほどの人口の中で、日本よりもいつも強い印象があります。

どの国も事情が違えどこういう大会でメダルを取っていく、というのは「国威高揚」に大きな力になる事は、北京オリンピックソフトボール金メダルや日本の女子サッカーワールドカップ優勝、野球のWBC2連覇などを見ると明らかです。

日本のしょうな社会になると「子供のころからのスポーツエリート教育」という話になると「もし子供がスポーツだけしかしらない使い捨てになったら、その子の将来はどうなる?」という話になります。

中国や北朝鮮などは「エリート教育の舞台に上がれるだけで、将来への明るい道が開ける」という考えでしょう。

こういうところから日本での「国家としてのスポーツエリート教育」というのはかなりの難しさがあるとは思いますが、日本も近い将来に踏み切る可能性は無きにしも非ずです。

ロンドンオリンピック開幕

index2ロンドンオリンピックが開催されました。

なんとロンドンでオリンピックが開催されるのは今回で3度目だそう。

なかなか深夜で開幕式は見られませんでしたか、ミスタービーンの登場などイギリスならではのジョークも交えた楽しみのある開会式だったようです。

今回のオリンピックで開会宣言をした「エリザベス2世女王

実は本人にとっても2回目の開会宣言になります。

エリザベス女王はカナダ滞在時は「カナダ女王」になりますので、カナダ女王としてモントリオールオリンピックの開幕宣言をしています。

さらにオーストラリア滞在時は「オーストラリア女王」になりますので、メルボルンオリンピックの開幕宣言をするはずでしたが、この際はエリザベス2世女王は参列しなかったので、王配(女王の夫)であるエジンバラ公フィリップ殿下が開幕宣言をしています。

今回夫婦そろっての開幕宣言でしたので、夫婦とも2回の開幕宣言をしていると言う事です。

小国イギリスと捉えられますが、やはりこういう所を見るとイギリス王室の奥深さが感じられますね。

余談ですが、もちろん今回もイギリスの出場国名は「イングランド」でも「連合王国」でもなく「グレートブリテン」でした。

イングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランドのすべての地域選手が統合して出場してきますね。

メジャーリーグビジネスの話

275px-ichiro_suzuki_june_10_2009昨日のイチロー選手のシアトル・マリナーズからニューヨーク・ヤンキースへの移籍は誰もがびっくりしたと思います。

私は個人的にイチロー選手の「継続する力」というものを尊敬しております。

「天才イチロー」「努力の松井」という言われ方をしますが、どちらかというと「努力のイチロー」「天才松井」という方がしっくりくると思っています。

彼の「継続する力」というのは、どんな仕事に対しても通用する力であり、尊敬に値するもの。

仕事内容に違いがあれど、自分の仕事に対する甘えが一切ない事は素晴らしい事だと思います。

それはさておき、メジャーリーグビジネスの話。

たとえばイチロー選手の契約金は5年9000万ドルでした。

1年平均で言うと1800万ドル。

メジャーリーグ選手の中でも高年俸選手でしたが、上には上がいてメジャー最高年俸選手は同じニューヨークヤンキースのアレックス・ロドリゲス選手の年俸3200万ドル。

すごい額ですが、これで球団は経営できているの?と思われますが実はメジャーリーグ30球団の内赤字球団は2~3球団のみで、残りは黒字体質です。

一生懸命、企業名を冠に着けて球団経営を行いながら大半が赤字体質な日本の球団とは何が違うのか?

最も大きいのがやはり放映権。

現在メジャーリーグは全体を統括するMLB機構が放映権を一括管理し、各球団に平等に配布しています。

また各球団は地域独自の放送局と契約し、そこからも収益をあげています。

さらに世界最高峰のリーグというステータスを作り上げ、世界各国から選手を迎え入れ、その国から莫大な放映権を得ています。

球団経営者も親企業からの天下りではなく、球団独自に雇用したMBAを持った職員や経営学を学んだ人材で健全経営を心掛けています。

日本の球団も学ぶところがあるかもしれませんね。

断食とオリンピック

250px-15-11-05_101_monument本日のヤフーニュースに「イスラム教徒選手、断食かメダルか?」という記事が掲載されていました。

現在、イスラム諸国は1ヵ月におよぶ断食月に入っています。

日本では馴染みが無いため誤解されますが、断食といえども食事や水分を経つのはお日様が照っている間

夜の内に食事をする事ができるのです。

しかしオリンピック選手と言うと、さすがに夜の食事だけではままならない事もあるでしょう。

たとえばマラソン選手などは走っている最中にもバナナで栄養補給をし、水分も補給もしているのを見た事はあるでしょう。

ではイスラム教徒は今回の場合どうするのか?

もちろんイスラム諸国には厳格な国と、おおらかな国があると思いますが、比較的おおらかな国であるバングラデシュ弊社子会社S.K.LINX(Bangladesh)LTDの従業員に聞いてみたところ

もちろん食事は摂って良いと思います。 それが例えばカードゲームやチェスのような試合であれば話は別ですが、運動競技の場合は許されると思います。」

という事です。

たしかにイスラム諸国でも断食に関しては「肉体労働者や妊婦、病気のものや子供などは断食をしなくても良い」とあります。

意外とそういう所は柔軟な考えなのでしょう。

今回もそのうちの「肉体労働者」とは言えませんが、それに近い解釈で良いと思われます。

厳格な宗教家は、それでも「断食をするべきだ」という方もいますが、私の感覚だとどちらかというと「少数派」

みんなが「お国の為に頑張ってくれ!」という意見が多そうです。

税収と社会保障費

125px-flag_of_greecesvg ながらく言われてきたギリシャの債権不履行、いわゆるデフォルトが現実味を帯びてきました。

ユーロ通貨を共有するヨーロッパ諸国は、ギリシャの債権不履行を回避することに必死ですが、万全尽くした感もあります。

なぜギリシャがこのような状況に陥ったのか?

やはり多く言われているように、「税収に対しての社会保障が厚すぎる」という事です。

ギリシャ国民は幸せかもしれません。

しかし現実のギリシャの国庫は、湯水のように垂れ流す社会保障費による支出で火の車

ユーロ通貨圏諸国に隠していた内部事情も明るみに出たとたん、「とんでもない状況に陥っていた」ことが判明しました。

さて翻って日本。

日本は「生活保護」という名前の「最後のセーフティネット」が存在します。

これは良い事だと思いますが、先般の芸能人の問題で浮上した「本当に生活保護をもらわなければ苦しかったのか?」というような現象まで起きています。

安易な生活保護への依存が、現在の税収に対する生活保護費のとんでもない支出パーセンテージに表れています。

「コンクリートから人へ」

と高らかに宣言しスタートした民主党政権。

いきなり一年目から、公約した社会保障費をカバーする為の国債発行が巨額に膨れ上がったのはまだつい最近の事です。

日本の経済の底は意外と力強いと考えていますが、このような状況に甘えていると、いつかギリシャのような国に陥るような気がして堪りません。

民主党政権はそれを打破するために「消費税増税」という「税収をあげる事」を優先しました。

しっかり支出を締めてくれないと、国民の賛同は得られません。

マルチ・スズキ社の暴動

index1先日インドのマルチ・スズキ社で暴動がありました。

マルチ・スズキ社というと、日本でもおなじみのスズキ自動車のインド子会社です。

スズキ自動車はハンガリーやインドなどの新興国にいち早く目を付け進出し、現在の売り上げはインドから3割得ていると言う事です。

私もインドへいった事がありますが、それはもう日本の光景のようにスズキの車が走っている、という印象でした。

そのマルチ・スズキ社での暴動、最初は「従業員の賃上げ要求」かと単純に思いました。

「賃上げ要求」でこんな事が? と思われるかもしれませんが、意外と新興国ではこのような「強烈な賃上げ要求」というのは起こる可能性もあり、私もそれを想像していました。

しかし記事を良く見ていくと今回の暴動はインド特有の「差別制度」にあるようです。

インドでは廃止されているはずの「カースト制度」ですが、文化的にはまだ根付いている部分があります。

詳しい事は分かりませんが、今回の暴動の発端はこの廃止されたはずの「カースト制度」にあるようです。

そうなって来るとこの問題はインド特有の問題であり、なかなか他の国の人では理解できない部分もあります。

もちろんスズキ社は、インド進出のパイオニアのため、こう言ったインド特有の問題も把握しきっていたのでしょう

その把握しきっているインド文化の中での暴動。

旧カースト制度での中での問題となると、収束に向けては意外と難しいかじ取りになるのかもしれません。

バングラデシュに子会社設立

2012-05-14-162459三敬鋼機㈱はバングラデシュ人民共和国に非連結子会社「S.K.LINX(Bangladesh)LTD」を立ち上げました

バングラデシュ人民共和国は北海道の1.7倍ほどの面積に、日本を超える1億6000万人規模の人口が住むメガシティです。

日本では知名度の低さからさほど注目されていませんでしたが、昨今の「次の中国はどこか?」という話題に必ず名前が挙がる国です。

三敬鋼機㈱はいち早くこの国に注目し、バングラデシュ中央政府とも強い繋がりを作ってきました(写真は弊社社長とバングラデシュ工業省ディリップ・ボロワ大臣)。

三敬鋼機㈱はS.K.LINX(Bangladesh)LTDを通じバングラデシュへ様々な建設資材・機械の輸出販売を開始し、加えて建設関連にこだわらずバングラデシュ国に対する日本企業の様々な商品の輸出入希望、さらにはコンサルタント要望も汲み取る予定でいます。

S.K.LINX(Bangladesh)LTDには駐在員事務所を置き、バングラデシュとの連絡が円滑に行われています。

ぜひバングラデシュビジネスに関しての様々な質問、要望は三敬鋼機本社までお願い致します。

【お問い合わせ】

info@sankei-kouki.co.jp

電話 0532-38-5611