大王製紙の前会長が、会社経費よりマカオでの遊行費に20億円ほど使ったという報道がされていました。
さて、この20億円、ギャンブル代としてすごい額だと思いますよね?
以前、政治家の浜田幸一氏がラスベガスでウン億円負けた・・・などの報道も見た事あります。
たとえば一般の日本人にとって、公営ギャンブルといえる競馬・競輪・競艇・オートレース・サッカーくじなどに含め、街のあちらこちらにあるパチンコなどが身近ですが、あまりそのような高額のギャンブルを聞いたことがないように思います。
しかしカジノは違います。
私もラスベガスに行ったきっかけによりカジノ好きになり、渡航先各国のカジノを回るのですが、その掛け方も豪快な人がいます。
ゲームの中にはもちろん小額なスロットのようなものもありますが、やはり醍醐味はテーブルゲームやルーレット
私のように庶民は小額しか掛けないのと、攻略に研究を重ねたこともあり今までに一番大きく負けた時でも1晩ウン時間もプレイして5~6000円未満というのが小さな自慢なんですが、たいがいのカジノにはテーブルごとに「最低掛け金」があります。
ネパールなどの小国のカジノは1プレイ100円程度。
ソウルなどは500~1000円くらいでしょう。
ラスベガスやマカオになると普通のブラックジャックテーブルで最低掛け金10ドル程度、25ドルテーブルも多いです。
かといってみなさん25ドルでプレイしているわけではありません。
最低が25ドルであるので25ドルチップを4枚~5枚重ねて、つまり彼らは1回につき1万円くらいで勝負しているのがザラです。
さらに私は行ったことがありませんが、カジノルームにはたいがい「ハイローラー」と呼ばれる高額ギャンブラーのための別室があり、そこでははたしていくらのゲームが行われているか想像もつきません。
しかしながら、なぜみなさんそこまでのギャンブルをカジノでするのでしょうか?
実はほとんどのカジノは食事やドリンクなどは無料
カジノ内でのショーなども見れるなど、もてなしも最高です。
私も、もちろん負けた時もありますが、ほとんどのカジノで5~6000円分「食べて飲んで」しているので、あまり深刻になっていません。
以前、ネパールで飛行機が3時間ほど遅延した際に、飛行場近くのホテルのカジノで時間をつぶしたんですが、そこでウン万円勝ち、無料で食事をして、さらに空港までのタクシー送迎を頼んだので、もうそれだけでかなり儲けた感覚がしました。
私でさえそのような状態ですので、「ハイローラー」と呼ばれる方々への待遇は、それはすごいものがあります。
カジノ内での食事はもちろん、有名レストランでの食事、併設ホテルの宿泊代、さらには日本からラスベガスの飛行機代まで持ってくれることもザラです。
たとえばブラックジャックを25ドルテーブルで5~6時間ほどプレイしていると、カジノのほうから「食事券」の話や「部屋のアップグレード」の話をしてくるといわれています。
ここで肝心なのは、「高い掛け金で、長く掛けている」というのが重要で、「勝っている」や「負けている」は関係ない事です。
しかし、そういうハイローラーこそ負ける時も豪快そのもの。
今回のウン億円の負け、というのも納得がいきます。
きっと彼はカジノ側にとって「ハイローラー」という位置づけだったのでしょう。
私のように、そのカジノの雰囲気を楽しんでプレイするのが一番いいのですが、勝負に熱くなる方はあまりお勧めはしません。
負けが続く方は「あまり上手くない」ということを自覚しなきゃ、身を滅ぼしちゃいますね。