放射性物質の拡散

20110904-00000069-mai-000-thumbNHKオンラインでの記事です。

原発事故で放射性物質に汚染されたがれきや土壌の最終処分場について細野環境大臣は4日の会見で「福島の痛みを日本全体で分かち合うことが国としての配慮だ」と述べ、福島県以外に設けたいという考えを示しました。

正直あっけにとられてしまいました。

この大臣は、放射性物質を日本全土に広げるつもりなんでしょうか?

こういったものは「なるべく狭い範囲」で処理するのが常識だと思うのですが、ここでも「差別」と「区別」が一くくりに認識されてしまっているのでしょうか?

これでは現在、汚染地域でない場所も「風評被害」の当事者になってしまいます。

福島第一原発周辺住民の方は、そうとうな苦しみをしょわされてしまいました。

先日発表された救済策でさえも彼らが受けた衝撃に比べれば大した事もありません。

あまり給与の事も言いたくないですが、この中でも東京電力は平均40万円のボーナスを支給され、そのうえで「電気料金の値上げ」を要求しています。

JALは業績回復しましたが、ボーナスが支給されない状態がありました。

もちろん原発事故後、一生懸命働いている社員もいらっしゃると思いますので、あまり細かい事を言いたくないですが、しばらくは頑張っている社員も給与削減などの身を削った努力をしていることで信頼は回復できると思うのですが、そこまで思考は回らないようです。

それほど近隣住民の方の怒りは収まらないのではないかと思います。

そのうえでも、現実を考えてもほうしゃせい

私の友人の友人がアルカイダで

280px-indonesian_arrival_visa_bintan9月になりました

あっという間の夏の終わりですね。

台風も週末には上陸する模様。

気をつけましょう。

さて、バングラデシュの友人から昨日メールをもらいました。

バングラデシュのビザ延長がしにくくなっているらしい。 バングラデシュがアルカイダの活動中継地点になっているといううわさがあるとかないとか・・・」

という内容です。

アルカイダといえば言わずと知れた国際テロ組織。

ここで誤解を与えたくないのですが、イスラム社会はアルカイダのテロ活動を決して称賛していません

アルカイダはイスラム原理主義の名前を借りた、ただのテロ集団です。

イスラム社会も、彼らの活動のおかげでイメージが悪くなりほとほと困惑している状況です。

そのアルカイダ。

やはりアフガニスタンの隣接するパキスタンがある程度の中継地点になるというのは分かりますが、いくらイスラム国だからと言ってインドを飛び越えてバングラデシュまで。

なかなかその発想に結び付かないですが、たとえばアルカイダ所属の人間が、バングラデシュの空港を通過しただけで「活動中継地域」になるのなら、そういった可能性は排除できないでしょう。

しかし、決してバングラデシュでアルカイダの活動が活発になるとは考えられませんので、ご心配なく

逆にセキュリティを上げてくれる事で、我々第三者の安全度が上がるのなら、多少のビザ延長手続きの猥雑さの上昇など構わないと思っています。

先日、ヤクザ組織とのつながりの一件で一人の芸能人が引退致しました。

数年前「私の友人の友人はアルカイダで・・・」と発言した人間が未だに悠々と政治家をされている奇妙な日本国がここにあります。

断食明け

2011-08-30__f03バングラデシュでは「断食明けの休み」が始まります。

8月の初めから行われた1ヶ月にわたる断食月。

くるしい断食から解放されて、ようやくみなさんが食事ができるようになります。

これはバングラデシュだけでなく、他のイスラム圏も一緒です。

ここからイスラム圏は3~4日ほどの休みになり、都市で働いている人たちも田舎に戻る時期です。

イード」と呼ばれる休みに入るのですが、ウェブサイトのバングラデシュ新聞では、さっそく帰郷者で込み合った船の写真が1面にありました。

さしずめ日本で言う「お盆ラッシュ」ですね。

よくバングラデシュの写真で見られるような強烈な乗車率の電車。

これも、こういった休み前にはよく見られる光景です。

個人的にはこの断食月、非常に身体に悪いものだと思っていますが、この時ばかりは皆で労をねぎらうようです。

野田次期首相

230px-yoshihiko_noda-1民主党の新代表=次期首相に「田佳彦財務大臣」が決定しました。

「地盤」「看板」「カバン」の3バンが無い、庶民宰相の誕生です。

自民党の政権末期、安倍首相、福田首相、麻生首相などは言わずと知れた名門家系の出身

正直な話、庶民の暮らしなどは経験したことはないであろう方たち。

麻生政権末期に、やれ「カップヌードルの値段をしらない」や「毎晩のバー通い」と、庶民の暮らしを知らないと攻めてきたマスコミの方たちには、その部分では望んだとおりの宰相であるのかもしれません。

「政治は違う次元の人たちがやるもの」という感覚から、庶民でも宰相になれるというのを証明してくれました

しかし、現在の日本の総理大臣と言うのは国の看板です。

総理大臣への過程は、これからはどうでもよい。

これから総理大臣として何をするかが問題です。

日本人の大多数を占める無党派層。

これから若い世代になるに従って、この無党派層がかなりの割合を占めてくると思いますが、そのほとんどの考え方は

正直 自民でも民主でも良い。 とにかく日本を良くしてくれ

というのが望みであると思われます。

具体的な優先順位としてまずどこから良くした方が良いのか、国民も勉強した方が良いと思いますが、とかく情報は閉ざされている中では、その優先順位も含めて議員に託すしかありません。

それが議員内閣制です。

私個人的には、無党派層にあたると思います。

とにかく野田次期総理には、少しでも現状より良くなった日本を認識させるような働きを期待したいです。

総理大臣の頻繁な交代は印象が良くない。

20110828-00000035-jijp-000-view民主党代表選挙=次の総理の決定が本日行われます。

個人的に、日本の総理大臣の任期は短すぎるように思えます。

昨今のテレビ放送などを見ていても

リーダーを変えないと

管さんじゃダメだ

など、すぐに総理大臣のすげ替えばかりが話にあがります。

マスコミで偉そうにふるまうジャーナリストの方々に言いたいのは

「じゃぁ、誰だったら満足するの?」

と問いたい。

「だれも適任者がいない」と返答してくると思いますが、それじゃ話も進まないように思えます。

頭のすげ替えでなく、下に付いている担当大臣のすげ替えでは済まないのでしょうか?

世界的に見てもここまで頻繁なリーダーのすげ替えにはあまり良い印象はありません

「印象で政治をやっているわけではない」と言われそうですが、世の中は「イメージによって動いているのです」

株でもそう、景気もそう。

みんなみんな、その時にかかわった人たちのイメージやら、印象でがらっと変わってしまいます。

日本人はとりあえず民主党に政権を託した。

次の選挙までは、投票行動ができない限り何もできないなら「管さんじゃダメだ」「鳩山さんじゃダメだ」などと外で議論するより、もう我慢強く自分のできる事をやっていれば良いのではないか?と思います。

アメリカと地震

350px-whitehousetour_croppedアメリカ東海岸で大きな地震があったとのこと。

東海岸では観測史上最大だったそうですが、マグニチュードでいうと「5、〇〇」くらいの事のようです。

先日の東日本大震災を経験した日本人にとっては大した規模ではなさそうですが、地震国でない方たちから言えば相当なものなんでしょう。

昔から「地震・雷・火事・親父」というくらい怖いモノの代名詞と言われてきた地震。

地表が揺れ動くさまをまじまじに経験すると、冷静に考えると本当に怖いモノです。

その地震国日本にはたくさんの耐震技術が生み出されてきました。

だからゆえ、今回の地震の直接的被害は目立たなかったのでしょう。

ほんとうにその後の津波対策が悔やまれます。

リビア情勢

260px-tripoli_cbd昨日のニュースで、緊迫するリビア情勢が大詰めを迎えたと言う事を知りました。

反体制側が、カダフィ大佐居住区まで迫ったと言う事。

このニュースにしばらく触れてこなかったため、ここまで進んでいるとは思わなかったのですが、気づいてみたら終わりに近い状況です。

カダフィ大佐も「亡命」などという方法を使わず、徹底抗戦の構え。

最後には自分の命も賭す覚悟なのかも知れません。

チュニジアに始まった昨今の中東革命。

チュニジア、エジプトと長期政権を担ってた独裁者が次々と打倒され、とうとう「アフリカの狂犬」と言われたカダフィ大佐率いるリビアまで。

ここまで来ると影響は測り知れません。

かつて日本も同じような革命が「明治維新」という形で成し遂げられました。

本当のところは分かりませんが、維新後の政権運営は最大の功労者である「長州」「薩摩」が中心であったことは否定できませんが、その中でも決して独裁的とは言わず、比較的民主的に行われたようです。

独裁者を倒すと、どうしても倒した方も「政権のかなめ」に入りたがります。

l今回の政権打倒の功労者が、どこまで私心を捨て政権運営にかかわれるかが、今後のリビアの将来を決める大きな動きになるのでしょう。

日本に帰ってきました

lease_sおはようございます。

8月22日、日本に戻り出勤してきました。

良く見るとブログも8月3日の投稿を境にしばらく滞ってまいりました。

実はバングラから離れるに従い、仕事の急激な追い込みがあり、ブログ更新も途絶えるほどの忙しさで、ついつい後回しになってしまいました。

おかげさまで、なんとか目標値までは帰国日当日に完成する、というぎりぎりの状態でしたが追いついた次第です。

これからバングラデシュにも様々な仕事の展開をしていく足掛かりも付けれましたので、これからちょこちょこと出かけると思います。

話題もそういった事が多くなるかもですが、宜しくお願い致します。

ラマダーン

220px-common_iftar_dish昨日8月2日からバングラデシュでは「ラマダーン(断食月)」に入りました。

こちらでは「ロジャ」と呼んでいるそうです。

断食と言っても、ずっとご飯を食べないわけではなく、日中は飲まず食わずになり、夜には食事が食べられます。

敬虔なムスリムはツバさえ飲む事もためらうそう

信仰心が薄い日本人にはなかなか耐えられそうもない行事ですが、彼らにとってはこれも大切な信仰行事の一つ。

これから一か月にわたる断食月をスピリチュアルに過ごすそうです。

さて、昨日はこちらの一般家庭にお邪魔する機会があり、1日の断食後の初めての食事「イフタール」を共に頂きました。

多分それぞれに意味があると思われる食材が並びます。

木の実や、甘いプレッチェルのようなモノ、独特なフルーツジュースなど、決して美味しいとはいえないものの、身体に良いモノが食卓に並びます。

このラマダンが終わると、「イード」と呼ばれる祝日が始まります。

お互いに「断食、頑張ったね」と讃えあいながら、新調した服でお祝いし合うそうです。

お金が必要なため、この時期はひったくりも多いそうです。

気をつけて過ごしてみます。

ダッカ、住みやすさワースト2位

dscn1743少し時間があったので、過去のバングラデシュに関する記事を検索していたところ、「都市の住みやすさランキング」でダッカは堂々のワースト2位でした。

2009年ごろの情報なので、多少前後はあると思いますがベスト1はカナダのバンクーバー、ワースト1位はジンバブエの首都ハラレでした。

ムガベ大統領のとんでもない経済政策で現地では物々交換しか成り立たないジンバブエに続いてのワースト2位なんて、すこしびっくりしました。

こちらにもう2カ月ちょっと暮らしているので、ある程度マヒしているのかもしれません。

また、日本人なので多少のお金を使っても人間らしい生活をしていますので、逆に日本より良い生活の部分もあります。

【バングラデシュ】

エアコンは1日中つけっぱなしでも、電気代はそれほどかからない。

街でピザを食べようとしてもMサイズで300円ほど。

時には1日運転手付きのレンタカーを12時間以上借りて3000円も行きません。

高級ホテルで珈琲を飲んでも200円ほど。

ちょっと近場にリキシャに乗って13円。

マンゴー1kg100円

ゴルフ1プレイ代1500円。

【日本】

エアコンを1日つけるのなんて、どれくらい値段がするものか、ましてや節電機運のなか。

ピザの同サイズで2000円はします。

タクシーを1日運転手付きでチャーターする想像ができません。

高級ホテルで珈琲は1000円は超えるでしょう。

近場は歩きます。

マンゴーは1kgで買ったら、いくらするのでしょうか・・・

ゴルフプレー代、会員が平日プレーしても7000円+食事もろもろ 10000くらい。

どうでしょうか?

もちろん上に挙げたダッカの暮らしすべてが現地の人ができるわけではありません。

しかし我々日本人が無理をしてもバングラデシュの人の暮らしと同体験する必要がありません。

先日私は散髪してもらいました。

日本のスピード散髪店もびっくりの、顔そりも含めて100円です。

顔そり剃刀は、新品を使っていましたので大丈夫。

これだけ贅沢をしても日本の数分の1、事によってはウン十分の1の値段でできてしまいます。

たいがいの日本の方は、このダッカでもこのような生活をしています。

私が贅沢な暮しをしているわけではありません。

大使館関係の方のお宅などは、ほんとにすごい。

おかかえ運転手がいるわ、そのほかにお手伝いを2~3人です。

正直、日本よりよい生活です。

びっくりしてしまいます。

オールドダッカ

dscn1723ネパールからの帰国、あっという間に1週間が経ちました。

ポカラというヒマラヤトレッキングの最前線の街は最高の日々でしたが、あっという間の混沌の街バングラデシュです。

もう街の風景や人との触れ合いにも問題なく、先日はダッカの「オールドダッカ」と言われる地域に行ってまいりました。

ダッカには「オールドダッカ」と呼ばれる地域と「ニューダッカ」と呼ばれる地域があり、オールドダッカ地域は文字通り、かつて繁栄してきた場所、ダッカの中心地という事になります。

対してニューダッカというのは新興中心市であり、現在の様々な商業、暮らしの中心地です。

インドでも「ニューデリー」「オールドデリー」という場所がありますが、都市名としては「デリー」が正しく、「インドの首都ニューデリーで・・・」などの言い方は厳密に都市名で行けばおかしいように思います。

ニューデリーも「新大阪」や「新横浜」などの地域の呼び方という色合いが強いと思います。

さて、そのオールドダッカですが、中心に大きなブリゴンガ川がありまして、ここからバングラデシュ南部のシュンドルボンなどに船が出ています。

さすが水の町バングラデシュ。

地元の人の足として、船が頻繁に使われています。

時間があったので、渡し船のおじさんに交渉し、しばし1時間ほどのブリゴンガ川周遊してきました。

岸から離れる際は、相変わらずの日本人珍しさによる人々の凝視のまなざし。

もう慣れてしまい、あまり気にしなくなってきては居ますが、初めての方にはストレスに感じるかもしれません。

オールドダッカにはヒンズー教地域もあり、狭い路地のここかしこにヒンズー教独特の「お香」の匂いも漂ってまいります。

ここはインドの聖地バラナシに似た印象で、行ったことがあり方はそこをイメージして頂ければ良いでしょう。

オールドダッカ、バングラデシュのガイドブックによるとダッカ観光の目玉らしいです。

生活と観光はやはり訪れる場所も違いますので、感覚がわからなくなってしまいますが、こういう場所もたまには訪れて息抜きしています。

ネパール

288px-machapuchare突然ながら、ネパール、ヒマラヤのふもとの町「ポカレ」に来ています。

実はバングラデシュ、水・木曜と2日連続で国内全土でストライキ、さらにバングラデシュの休日である金曜日、そして土曜日を挟みさらに日・月曜日と再びストライキです。

バングラデシュのストライキは「ホルタル」と呼ばれ、あの混雑した街並みがウソのように静まり、ストライキ支持者による投石や放火があります。

外国人は特に大使館からも「注意喚起情報」が流され、外出を自粛させられます。

現地の方々も商店を閉めて身構え、バスも遅延状況です。

特に最近は、次回の選挙を間近にひかえ、野党であるBNP党を中心に頻繁なストライキへの呼び掛けがあります。

バングラデシュ政府も海外からの企業投資に力を入れているとはいえ、このようなゼネストが頻繁におこっては、海外投資家もそっぽを向いてしまいます。

この矛盾はなんとかしなければいけません。

さてネパール。

私のもとに大使館から「ホルタル危険情報」が届き、すっかり水・木曜日の2日だけのホルタルだと思いきや、休日をはさみほぼ1週間のストライキと判明。

気付いたのが夜の9時で、そのまま友人の旅行者にチケットを手配してもらい、急きょ次の日の12時にはネパールに避難してきました。

私個人的にもネパールは初めて。

まったくガイドブックなどを読む時間もなく、ビザも取っていなかったのでネパールの空港にてアライバルビザ(到着後ビザ)を急遽購入し入国しました。

バングラデシュからわずか1時間ほどのフライト。

往復で1人20000円ちょっとです。

さらにアライバルビザに3000円ほど。

あっという間のカトマンズです。

カトマンズ市内は1晩だけとまり、せっかくなんでとすぐにヒマラヤのふもと「ポカレ」という街へ国内線で30分ほどできました。

この街は写真にあるヒマラヤのもっとも特徴的な山「マチャプチャレ」のふもとにあります。

ヒマラヤといえばやはり「エベレスト」なんですが、エベレストはさすがに結構奥深くにあり、私のようなサンダルで急遽訪れたような旅行者には難しい場所です。

さらに周りの大きな山の合間にあるエベレストなので、遠方から見てもなかなか面白みがないため、こちらに来る方はこのマチャプチャレを目標にされる方が多いようです。

この山はまわりに高い山が少ないため、特徴的に鋭角な山端を保っており、さらにその神秘的な姿から現地ネパール人より「聖地」の認識があり、登山許可下りずにいまだ人類未到達です。

現在は麓町「ポカレ」という所にいますが、これからさらにマチャプチャレに近付く為、車をチャーターし「ダンプス」という山岳地帯に向かいます。

サンダルという軽装でなるべく近づけるところまで近づき、雨季での天候不順をもろともしないマチャプチャレの姿を見せてもらえるよう、祈りながら向かいます。

バングラデシュのマンゴー

220px-mango_no_tabekataバングラデシュより

この夏の日本の暑さ、インターネットで見る限り、相当なもののようですね。

最近は節電志向も相まって、かなりの暑さだと言うのがうかがえます。

さて、こちらバングラデシュのダッカ。

同じような雨季、そしてなにより南アジアです。

私もこちらに来るまでは相当な暑さと疲労を予想していたのですが、今のところ日本の暑さ比べたら弱いです。

それどころか少し涼しいと思う日も多くあります。

こちらはスコールのような雨が良い感じにまわりを涼しくさせ、曇りの日が多いため人力車などにのっていてもそよ風が涼しく感じられるほどです。

部屋の中は、日本の節電状況には申し訳ないですが1日中エアコンつけっぱなしでも日本人にとってみては大した金額ではない(月1700円程度?)電気料金なので、贅沢かもしれませんが1日中エアコンをつけています。

放射能の危険もないし、日本のお金の価値があればそれなりの良い生活ができますので、慣れてしまえば現在の日本の生活の苦しみよりはずっと楽なのかもしれません

停電、ゴキブリ、不衛生、生もの、悪臭・・・・色々ありますが、要は「慣れ」ですね。

レストランでも人と話していて、急な停電時も真っ暗な中でそのまま話を継続している自分に、びっくりしました。

さてその国でも私が一押しなのが「マンゴー」です。

こちらでは外国人生活者や観光客が少ないため、なかなか外国人の口に合う食べ物がありません。

私はダッカ市内なので、それなりに外国料理はありますが、いままで行った国のなかでも圧倒的な外国料理店の少なさでしょう。

この1ヶ月ほどで、ほとんど行きつくしてしまったのではないか?と思えるほどです。

カレーを中心としたベンガル料理はインドカレーやタイカレーとはまた趣が違います。

とにかく油分が多く、イスラム教なのでビーフは禁忌でないのですがとにかく固い

なかなか口にあいません。

そこでついつい走るのがフルーツ

屋台でぶんぶんハエがたかっているのを買うのですが、日本と違ってスーパーで売られるものより、こういった市場で買う方が新鮮と言われています。

パイナップル、マンゴー、オレンジ、バナナ、リンゴなどなるべく皮のあるものを選ぶのですが、先日まではライチを楽しんでいました。

今はマンゴーです。

とにかく甘い、旨い。

2~3年前タイに行ったとき、ガイドブックに載っていた日本人御用達のタイマンゴー屋さんで1ケ丸ごとマンゴー輪切りが100バーツ、200円ちょっとでした。

もちろん店内で食べましたし、それなりの清潔感がありましたので美味しかったのと安かったので、いつも通っていましたが、こちらはさらに輪をかけて安い。

最近の行きつけの近所の屋台のマンゴーは1kgで70タカ(80円ほど)

いつも2kgは買いますので140タカ(160円程度)で、マンゴー丸ごと8ヶほどです。

パイナップルと違い切るのも柔らかく、冷えたマンゴーは朝のフルーツには最適です。
正直、毎日マンゴーでお腹が膨れてしまっています。

日本では宮崎産のマンゴー「太陽のタマゴ」が1万ウン千円だとか。

たしかに美味しいのかもしれませんが、そこまで来ると日本側の値段の設定に疑問を感じてしまいます。

タイで食べたマンゴーでも、日本人がありがたがってマンゴーを食べるので、この100バーツという価格でもかなり強気なのでしょう。

しかしバングラデシュの一般屋台は、そんな日本の状況など露知らず、外国人だと言うことで多少ぼったくった値段で交渉開始しますが、だんだんバングラ語にも慣れてきたこちらは、現地人と店員の会話も聞き逃しません

となりで買っているおばさんに聞いては同じ値段で買いますので、この1kg70タカは現地人のなかでも、そこまで異常に高くないのでしょう。

しかしながら隣のおばさんはこの値段でも不満そうなので、もう少し安い所を探すようですが・・・。

とにかく、この国のマンゴーはとてもおいしい。

日本で食べる酸っぱいマンゴーと違い、しっかり甘いマンゴーです。

ここまで書くと、「放射能の心配なく」「外気もそれほど暑くなく」「エアコンのつけっぱなしでも値段は張らず」「マンゴーも美味しい」バングラデシュはとても良い所のように聞こえますね。

しかしこれはただの「慣れ」なのかもしれません。

バングラデシュも雨期

dscn1675バングラデシュもIT化の流れは強く、一応名ばかりのブロードバンドがありインターネットが使用できます。

しかしながら日本のような高速インターネットは期待できず、本当に遅い回線速度ですが、日本から持ち込んだパソコンがなんとかストレスを解消させてくれます。

さて日本では最近の暑さの話題がニュースで報道されています。

特に今年は節電の流れも強く、例年以上に暑く感じているかたも多いのではないでしょうか?

ここバングラデシュは南アジア。

日本より暑いかと思われますが、意外や日本のような38度や39度なんていう体温以上の暑さは今はありません。

雨季といわれる梅雨時期になっているので、雨の降ったあとは結構涼しい感覚がします。

日本はこの梅雨時でも35度以上の所もあるとの事。

本当に日本の四季ははっきりしていますね。

今はこちらはライチの時期が終わり、アパートでは頻繁にマンゴーを食べています。

見る目を誤らなければ、こちらのマンゴーもとてもおいしい、甘い味がします。

しかも安い。

1個10ウン円ほどだと思います。

口に合わないバングラ料理も多いので、そういったときはフルーツが空腹を満たしてくれます。

バングラデシュとイスラム教

240px-quran_page_in_naskh先日、バングラデシュでの困難な生活のリフレッシュのために、ダッカ市内にある最高級ホテルの一つ「パンパシフィック・ショナルガオンホテル」に一泊してきました。

最高級とはいえそこはダッカ。

広さはあるといえど、日本の最高級とは比べられないほどの施設です。

そして値段ですが、バングラデシュの友人が会員のため、最高級であるにもかかわらず6500タカほど(7200円ほど)

久々のホテルでの柔らかいベッドに身体を癒しましたが、そこでふとベッド横の引き出しをあけると、そこには聖書が。

もちろん日本でもおなじみの「ホテルの聖書」なんですが、これは「ギデオン協会」という団体が「布教のため」無料でホテルに送っているものらしく、極端に言えば持って帰ることも可能であるようです。

しかしそこはイスラム国であるバングラデシュ。

聖書のよこにしっかりとイスラム教の経典「コーラン」も一緒に鎮座されています。

多分同じような「布教の意味合い」で置いてあるのでしょう。

そしてホテルの部屋の天井には小さな矢印が。

西(メッカ方向)を指していまして、お祈りの時も間違える事はありません。

ホテルの1階には「Prayer’s Room(祈祷部屋)」も用意されています。

バングラデシュの人に道を尋ねると、以外にもあっさり方角が出てきます。

「こちらが西だから・・・・・あっちが北だね」

と必ずメッカ方向の「西」を基準に方角を意識しているのでしょう。

これはバングラデシュ以外のイスラム国家もきっと同じだと思います。

どちらかに行かれる際はぜひ方角を聞いてみてください。

日本人には驚くほどあっさりと方角を示してくれるはずです。