カストロ氏、政界引退

220px-fidel_castro_-_mats_terminal_washington_1959キューバの最高指導者、フィデル・カストロ氏が政界引退の情報です。

今回の引退に伴い、弟のラウル・カストロ氏が後任に着くと言われています。

カストロ氏と言えば、冷戦当時の主役級の人物。

革命」という言葉で共産主義を広めた最後の権力者の一人として有名でしょう。

冷戦終結後、共産主義勢力は大いに減退し、このインターネット時代に「革命」という言葉は一昔前の言葉となりました

キューバのカストロ氏、ロシアのレーニン氏、中国の毛沢東氏

それぞれ若き日に「みんなが平等でなければいけない」と熱い思いを掲げ行動におこし、民衆もその理想についていこうと決意しました。

「みんなが頑張れば、みんなが潤う」という理想を掲げた共産主義でしたが、結局のところ人間の「性善説」に寄ったところ

人間はもっとずっと弱い生き物だったんですね。

「給料が同じであれば頑張っても頑張らなくても同じ」となり、計画経済の実施のため権力集中が起こり腐敗・・・

共産主義はやがて淘汰されていったのが歴史の事実です。

共産主義を引っ張って行ったこのカストロ氏をはじめ、指導者たちは本当に熱い気持ちを持っていたんだろうと思います。

また一つの歴史が終わった感があります。

ロレンツォのオイル

51h7zyvtdml_sl500_aa300_先日レンタルで「ロレンツォのオイル」という映画を見ました。

大まかなあらすじは

「息子の難病に対して間断なく解決策を探す銀行家のオドーネ夫妻の実話に基づいた映画」という事です。

この中でオドーネ夫妻は専門医の少なく、研究者も少ない息子の難病に対して自ら本を読み、行動し病魔と闘います。

5歳時の診断で「あと2年」と言われた息子の余命は結果30歳まで伸ばすことができた、それは病魔に聞くと自らが調べ判断した「オリーブオイル」を与え続けたという事です。

オドーネ夫妻は当初、息子の難病に対して「同じ悩みを抱える両親のためのカウンセリング」に参加しますが、その内容は「病魔に対して知識を分かち合う事でなく、病気の子供に対しての両親の悲しみをいかに取り払うか」というところに重きを置いていました。

夫妻はこれに反発し「悲しむどころ出ない、なんとか息子を治したい」という考えで突き進みます。

それには本当に「子供を守る情熱」が見えました。

今回の震災でも、おおくの方々が子供を守るために亡くなったと聞いています。

子を思う親心はとてつもないものを再確認させてもらった映画です。

SIMロック解除

180px-sim_socket2先日、海外渡航用に「SIMロック解除ケータイ」なるものを購入しました。

日本では「ケータイ本体」と「通信事業者」がセットで販売され、その珍しいビジネスプランは「ガラパゴス」と呼ばれ嫌われています。

具体的に言うと、たとえば「ソフトバンクのi-phone」

今だスマートフォンの中では人気機種であり欲しい人も多いかと思いますが、「通信事業者がソフトバンク」と決められています。

「ドコモ」や「au」のユーザーは使いたくても使えない状態です。

しかし海外では違います。

「i-phone」は本体だけ買って、通信事業者はまた別途各自で選択できる、という形でこれが「グローバルスタンダード(世界基準)」です。

この「ガラパゴス」と呼ばれる特異なビジネスモデルによって日本のユーザーは不利益をこうむっていましたが、このたびドコモが「SIMロック解除ケータイ」を打ち出しました。

ドコモから発売されるケータイでも「ソフトバンク」や「au」のユーザーが「SIMカードを入れ替えて使用できる」という訳です。

ドコモがこの選択をしたのは、一方的不利なんですが、多分ソフトバンクに圧力をかけたいのでしょう。

とにかく「i-phone」のソフトバンク独占販売を辞めさせたい、「我々と同じように勝負しましょうよ」という強いメッセージが込められています。

ユーザーにとっては選択の幅が広がる良い機会です

どしどしやってもらいましょう!

石原軍団の炊き出し

thumbnail_watari被災地に「石原軍団」の渡哲也さんや、舘ひろしさんが炊き出しを行いに来ました。

この光景は圧巻。

さすがに炊き出し慣れしているだけあって、機材も豊富。

とんでもなく大きなお釜や鍋で「ぜんざい」「カレー」「やきそば」などを振舞っていました。

まるでお祭りの出店のような感じで、被災者の方々も満面の喜びだったそうです。

石原軍団の方たちは、毎回このような社会貢献を繰り返しており、ほんとうに好感が持てます

我々が震災直後の「自粛ムード」から、経済的復興も目標に掲げなるべく東北の品物をつかいながら「花見」などを行い始めました。

被災地でも毎年行っていただろうこういった祭り。

被災したからって、こういった事を楽しんでいけないわけではありません。

毎日がつらい日々だからこそ、我々がすこしでも笑顔を届けられたら良いと思います。

回石原軍団のみなさんは、それを体現なさって素晴らしいなぁ、と思わせる話でした。

東京は一極集中ではないのか?

250px-japan_tokyo312日に東京へ1日出張してきました。

東京滞在中にも何度か携帯の「緊急地震速報」がなり驚きましたが、都民の方はかなり冷静。

もうすっかりこの速報に慣れてしまっているようです。

ここ愛知県では地震後1度しかならなかったので、この日に3度もなる地震速報に若干恐れを感じました。

町は「節電」の呼び掛けのもと、無駄なネオンや映像は切られています。

地下鉄に乗っているときにも、「もしここで地震があったら・・・」と少しおびえてしまいました。

東京でも、被災地でも「住んでいる街を離れることはなかなか難しい」のが現状です。

今、東京に何かあったら、政治・経済両面での苦難が待ち受けています。

アメリカのワシントン・ニューヨーク

中国の北京・上海

オーストラリアのキャンベラ・シドニー

インドのデリー・ムンバイ

など政治と経済中心地が別都市である国も多いです。

経済中心地は東京のままで、政治中心地は別に変えてみるなどの大胆なかじ取りは難しいのでしょうか?

もう1カ月

200px-shinchi_sta_201104041東日本大震災より今日で1カ月がたちました。

今だ大きな余震が続き、原発関連も予断を許しません。

本当に被災者の方々は精神的にもつらいと思います。

CMでも「みんなで頑張ろう」と声をかけていますが、被災者の方々はまだまだ現状把握に時間がかかり、頑張れる気力もないように思います。

「頑張ろう」という掛け声は、我々が受ける言葉であると思います。

今こそ、被災者支援に頑張ろうよ、という気持ちです。

大きな余震

250px-japan_location_map_with_side_map_of_the_ryukyu_islandssvg昨晩も夜11時ごろ、東北地方で大きな地震がありました。

テレビで流れた速報では最大深度6強

ふと部屋の電気をみるとわずかながら揺れています。

こう考えると、あの3月11日の地震、同じ震源地でありながらこんなに離れた愛知県でさえも、少し珍しいくらい長い地震だな、と感じるほど揺れたので、その大きさが改めて感じさせられます。

今回の地震での被害は、深夜だったこともありあまり公にはなっていないものが多いのですが、やはり「震度6

普通なら大きく報道されるところが、先日の大地震から少しマヒしている自分が怖いです。

避難所では今でも多くの方が非難されている事を考えると、このような不安な日々はつらいことだと思います。

今回も「余震」と言われています。

まだまだ予断を許さないですが、落ち着いて行動しましょう。

新入生

250px-tsukuba_entrance_ceremony_2009今朝、出勤途中の車窓からまだ着なれないセーラー服を着て、友達と談笑している中学生を見ました。

その向こうから、もう一人の中学生が走ってきています。

多分彼女たちは、この4月からの新中学生です。

みんなで集まって登校するのでしょう。

集団登校でなく、自主登校です

初々しく感じました。

震災後、ここ愛知県ではそこまで変わらぬ4月の門出を迎えられていますが、被災地では生活もままならない方たちも多く見えます。

みんなが笑ってすごせる日々はまだ少し先のようですが、頑張りましょう!

原発ははたして必要なのか?

180px-gluehlampe_01_kmj最近、私の友人の中でも

原発ははたして必要なのか?」という問答が繰り返されます。

震災後も私個人的に「原発は莫大なエネルギーを発生するから、これがなかったら日本は電力不足に陥る」ため、必要と考えていました

しかしここ2~3日でこの考えも少し変化をもたらしてきました。

はたして「原発がなければ電力不足に陥るのか?」という事です。

これに関しては、正直知識がないままに「電力不足になる」と思い込んでいたのですが、いろいろ調べてみると「そうでもない」という意見もあります。

結局専門家でないと分からない部分は多いのですが、ここまでの原発事故が起こりうるリスクを抱え原発推進とはいえなくなってきました。

専門家の話でも「日本の原発建設は、耐震であろうがなかろうが関係ない」という衝撃的な意見があります。

これも「官僚機構」からなる「事なかれ主義」から来た「危険予知欠如」が問題となっています。

昨日のニュースで、ある被災地が「堤防を15m超にした元市長のおかげで被災しなかった」という場所があります。

今回この堤防により守られたからこそ出た言葉であり、これが何もなかったら「無駄使い」と表現されるのです。

事業仕分けの「スーパー堤防」もそう。

「ウン百年に1度の災害のためにこの堤防は必要ない」という仕分けになりましたが、この大震災で少し印象は変わったのかもしれません。

まぁ、スーパー堤防は完成が程遠いので、スピードとしては問題外ですが・・・。

今後事態が収束したのち、「危機管理のための公共事業」が乱発し、それに群がるアリのように様々な利権を追い求める輩も出没します。

日本は一度死んだのです。

大ナタを振るう機会かもしれません。

パニックを抑えるためとはいえ・・・

sonderbericht__bild3templateidposterpropertyposter福島原発の汚染水、とうとう許容量を超えてきたという事で、「低濃度の汚染水に関しては、処理せずにそのまま海に流す」という発表後、直ちに決行されました。

朝からニュースでも繰り返し流されていますが、これで一定の漁業はほぼ壊滅的なダメージを受けます。

この期に及んで政府、東電、保安院、マスコミ、評論家は冷静な対応を求めるばかりに、事の過小発表をい繰り返していますが、我々国民の命をどのように考えているのか、首をかしげてしまいます。

たとえば、気象庁が震災後直ちに「放射性物質の拡散予測」を出しているものの、政府は表立って発表してきませんでした。

何人かの評論家は「福島原発からやれ20kmやら30kmというコンパスで引いたような円は意味がない。 花粉のように飛んでいくものだから、風の向きなどのほうが重要だ」としていきました。

諸外国の専門家も同じ考えで、海外では「放射性物質の飛散予測」を逐一発表しています。

上記の図はドイツで発表されているものなんですが、明日4月6日のものです。

これをみると、全然被害がなさそうな東海・関西・中国・九州なども、しっかり放射性物質が飛散する予測が立てられています。

おなじような予想図がノルウェーなどでも発表されています。

パニックを抑えるために、と政府が押さえているのは見え見えな状況。

情報を入手できる人のみが予防ができる、という状況になってまいりました。

現在の状況は「ウソの情報」も多く流されています。

ぜひ自分自身でたくさんの情報を仕入れ、自らの予防に役立ててください

頑張ろう日本

200px-cherry_blossoms4月1日になりました。

新年度です。

3月11日に大震災が起きて以来、現在進行形で日本全体にどんよりした空気が漂っていますが、どちらにしても長期戦です。

日本全体が新たな一歩を踏み出すために頑張っていきましょう!!

我々ができること

300px-fukushima_i_npp_1975毎日毎日繰り返される福島第一原発の状況。

ミュージシャンのスピッツのボーカル草野マサムネさんは、繰り返される報道に精神的に参ってしまったとの事です。

いま、日本中がこのような精神状態であると思います。

特にインターネットという媒体が、昔以上に「伝聞を大きく」してしまい、パニックを引き起こします。

我々は冷静に事態を見守るしかない、という事です。

私も正直、繰り返される報道事態に参ってしまっているのですが、私個人的な理解力のまま現在の状況を認識しますと・・・

福島原発は地震直前に「制御棒が挿入され、停止している」状況であり、まだ熱を持っている燃料棒達が冷えれば良い、という事。

ゆえにチェルノブイリほどの大事故までにはつながらない。

ただ熱を下げる事に苦心し、メルトダウンの可能性があり、周囲30kmほどは今後も入れない状況になる。

というところでしょうか。

平時ではとんでもない事ですが、このような非常事態の中で感覚がマヒしてしまっているのが恐ろしいですが、私自身は「日本が駄目になる」ほどの危機感は抱いておりません

原子力発電所の事故の終結には数年と、人間の犠牲はある可能性は正直否定できませんが、これを何とかしない限り前に進まないのも現実です。

只今、原発にて命がけで作業されている方達には本当に頭が下がります。

そのうえで、我々ができるだけパニックにならず、冷静な行動と復興支援をとるべきと考えています。

トースター

9306s1トースターを買いました。

一昨日、ランニングの途中、自宅近所の少々高級そうに見える雑貨屋さんでセールをしているのが目に入りました。

一度だけカーペットを買ったことがあるんですが、その際に訪れた際には「お洒落だけど、少々値段が張るなぁ・・」というイメージ。

今回はそのお店に「移転のため在庫処分。50%オフセール」と書いてありフラフラと中へ。

すぐに目に留まったのが、画像の「ラッセルホブス」というイギリスメーカーのトースターです。

実は最近トースターが欲しくて、時間があるときにリサイクルショップやインターネットで探していたんですがなかなかそれらしいものが見つからず・・・。

このお店で発見したものは、本当にお洒落なトースターで、しかも定価13000円のところ「5000円!!」という破格な値段でした。

2001年物なので多少型は古いですが、十分なものです。

その場でインターネット検索し、この商品がインターネット上のものと比べても格安なのを認識。

すぐに購入しました。

早速本日は朝パン生活。

さすがポップアップトースターはオーブントースターと違い「パンを焼くだけに特化している」だけあっておいしい焼き上がり。

とても満足できる買い物でした。

健康診断

2011-03-25-113722本日は、三敬鋼機㈱の健康診断の日です。

思えば、このブログも健康診断の日に始めました。

1年間の摂生状況が分かるとともに、普段の生活を省みるよい機会になります。

最近テレビニュースもネガティブなものが多く、なかなかキータッチが進みません。

昨日は、私の個人的な友人から「日本の状況が心配だ」という連絡を受けました。

話の最後に「pray for Japan」という、今回の災害からの復活に対してのスローガンを頂きました。

はやく前進したいものです。

養老の滝

300px-yoro-waterfallあまり地震の話題ばかりだと気も滅入ってしまいますので、先日は岐阜県養老町にある「養老の滝」に行ってまいりました。

初めて行った場所ですが、やはり日本の景色は本当に風光明美です。

町自体は少しさびれた雰囲気を醸し出していましたが、この景色は本当に心を癒してくれます。

この養老の滝、なぜ有名なのか知っていますか?

昔々この近くに住んでいた親孝行な若者が、この地で「酒」の出る滝を発見したとの事。

酒好きな父は大変喜び、その噂を聞いた時の天皇が巡幸し、ここを「名水」だと認めたという事です。

なるほど、そういった経緯で居酒屋と関連がある名前だったんですね。