尖閣沖漁船衝突事件の映像がYou tubeで配信されました。
誰かしらが流出させるのでは・・・と思っていましたが、やはり出てきた。
そして議員に見せた6分間の編集ビデオではなく、44分間の長さのビデオだったようです。
私も今朝のニュースで見ましたが、明らかに中国船の方が海上保安庁の巡視船に当ててきています。
これについては、正直どういった意図なのか?
「船長が酔っぱらっていた」などの話もありますが、操舵を誤った可能性も考えられません。
こういった問題になるのが分かっていて、わざわざ衝突をさせてきた意図が分かりません。
これは憶測の範囲ですが、やはり現実は
・巡視船に注意されたので腹が立った。
・このようにぶつかっても、日本政府は弱腰であるのと同時に、中国政府が守ってくれる
船長自体は、この後の外交問題など考えず、このように安易に考えたのではないか、と思います。
結局、開いてみれば逮捕され、一気に外交問題。
普通は中国政府内でも船長に対し「おいおい・・・。また厄介な事を起こしてくれたな・・・」という頭もあったはずです。
中国政府より「領土を侵犯した、あるいはしないにかかわらず、わが国民が巡視船にぶつかってすいません。そちらで処理して下さい」と切り捨てるかと思いきや、ネット上の議論が高まり、中国政府としても折れることで「国内世論の反発」を恐れたのでしょう。
また日本政府に対しては多少強気に出ても大丈夫だろう・・・という明らかな舐めた考えもあったのでしょう。
「日本側が悪い」という印象付けに走り、もう一方で動かぬ証拠とも言えるビデオの公開を制止させていたという事です。
日本側は、正直これだけ明らかな衝突であったなら、世論が高まった再初期の段階で公開すべきだった、というか暗に今回のように流出させるべきだったのかもしれません。
ビデオの非公開を貫き、世論の反発を浴び、さらに結局「流出」させてしまう、という明らかな失敗です。
もうここまで来たら日本人の我慢も限界です。
これからの動きにさらに注目です。
最後に一言。
朝のニュースではこの問題がとても大きな問題であるのに、どの放送局もいつもなら論説するコメンテーター及び司会者のコメント時間がとられていませんでした。
唯一フジテレビ系の「めざましテレビ」の大塚さんが、すこし話していたくらいです。
この問題のデリケートさが感じられる朝の光景でした。