昨日現在の為替チャートです。
今年の5月ごろの95円前後を最後にして、ここ5ヶ月で円高ドル安が続いている状況が見れます。
ちなみに9月以降に若干「円安」に触れたのは、政府の介入によるものでした。
昨日の管総理の話では、政府内も「円高を懸念している」という事です。
もう一度なにかしらの手を打ってくるのではないでしょうか?
しかし私自身はあまり、その効能を期待していません。
今回はテレビ報道でも「円高、円高」と連呼していますが、これは「円に対してのドル安」だという事も忘れてはいけません。
現在アメリカも不景気なので、何かしら手を打ちたい。
そこでドル安に為替を持って行って、諸外国にアメリカ製品を買ってもらおうという魂胆が見え隠れしています。
もちろん、この「為替政策」は他国を巻き込むものであり、強烈に進めるにはなかなか難しい問題ですが、やはり日本の外交ヘタがここにきても出ているようで、日本に対してはどんどん推し進めています。
これが問題だと思っています。
先日の尖閣諸島の中国側の強硬姿勢、そしてロシア大統領の北方領土訪問発言、アメリカの円高促進政策・・・
日本の外交は「友愛、融和、協調」といっていますが、正直なところ他国は「戦争」だと思って仕掛けています。
顔では笑いながら握手し、テーブルの下ではお互いにボディブローを撃ち合うくらいのしたたかさが大事だと思うのですが、「日本の平和政策、ここに極まれり」という感じですね。
迷惑をこうむるのは「日本丸」の乗組員、我々国民です。