日本にも様々なタブーがあります。
皇室タブーや宗教タブーなどありますが、その中で最大のタブーとは何か?
「記者クラブタブー」と呼ばれるものです。
主に大手メディアで構成される「記者クラブ」は中央省庁、国会、政治を始め企業、業界団体、地方自治体などにおかれ、800ほど存在しているようです。
これはどのようなものか・・・。
大手メディアと、先にあげた団体などが協定を組み、その団体が出す情報を独占的に得ることができる約束を組んでいるもの、と想像して下さい。
その代わり記者クラブは、その団体に対しての批判的な内容はあまり出せません。
この組織は大手メディアが所属し、独占的な情報を得るので、一般の記者も入りたい人間もいるでしょうが、私的な団体なため、入ることができない。
ゆえに大手メディアを中心に情報が公平に出されていない、という結論になります。
たとえば小沢一郎という人。
今回の民主党代表選などでは、管総理に迫る議員得票数を得ている情報もありますが、テレビや新聞から流される小沢一郎という人の評判は散々です。
しかし、例えば選挙区である岩手での人気は絶大。
またあれだけテレビやマスコミの評判が悪いのに側近政治家が推す、という事は良しや悪しも含めてマスコミに報じられない何かしらの魅力があるのでしょう。
彼は「記者クラブ」の情報閉鎖性には反対し、記者会見をオープンにしろ、という政治家です。
記者クラブに真っ向から反対している稀有な政治家です。
私も連日流される小沢バッシングに「小沢さんが総理になったら、これは恐怖政治だ」と思っていましたが、先日インターネット番組で放送され、何も編集されない、生の番組を録画ですべて見ましたが、マスコミから流される情報とはまた違った感想をもちました。
自分の権力にしか興味がない印象で伝えられていましたが、しっかり日本の未来を考えています。
少しびっくりしました。
菅総理も、鳩山総理も「記者クラブを解体したい」という志を表明していましたが、正直遅々として進んでいません。
進めようとすると、あることないこと情報操作のバッシングです。
メディアの力はそれだけ強力だ、という事です。
CM提供してくれるスポンサーにおもねり、その企業の不祥事を報道しない、また自社社員の不祥事はニュースにならない、そんな報道姿勢を見せるマスコミの「何が公共の電波だ!」という感じです。
インターネットが発達して、だんだんと情報がオープンになってきます。
世間の世論調査もたいがいなものです。
左右されないようにしましょう。