円高ドル安の気配が止まりません。
本日のニュースで1ドル=87円を付けた、という事です。
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このニュース、分かりやすく言うと
①円が信頼性があって、欲しい人がいっぱいいる
②ドルの信用性がなくて、いらない人がいっぱいいる
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のどちらか、となります。
現在の株価の値動きから見て、決して日本の経済状況は良いとは言えません。
となると②の可能性が強い、との事です。
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円高ドル安になると、輸出企業にダメージを与え、輸入企業にはメリットがあります。
しかし、日本は相対的に輸出傾向が強いため、過度の円高ドル安は経済状況に不安要素が与えられるわけです。
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今回の動きは「円が強いというより、予想以上にドルが弱い」という傾向は、もう少し長引きそうです。
そうなると、日本の核産業であり、裾野の広い自動車や電化製品が海外で売りづらい。
そうすると裾野が広いだけに日本の景気も悪い、という事になるということです。
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これを打開するには、どうしたら良いか?
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今の円高ドル安の要因は、ドルの方にありそうだから、日本側からは手を打ちづらい。
という事は、輸出企業とは関係ないところで景気を回復させなければいけない。
ということで「内需拡大」です。
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国外に頼らず、国内の金回りを良くする方が手を打ちやすいのは間違いありません。
内需拡大の最も有効な手段であり、政府が自ら手心を加える事ができるのが「公共事業の増加」です。
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「公共事業の増加=借金の増加」という図式が日本国民には刷り込まれています。
しかし、公共事業には「景気のカンフル剤」という側面もあること忘れてはいけません。
現政権は「ムダな公共事業の削減」を掲げています。
それは素晴らしい事です。
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しかし、カンフル剤の役割も余地として残してもらいたいです。
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日本の景気低迷は、
「景気という車輪が、ようやくグルグル回り始めたところなのに、いつも中途半端に増税などでストップがかかる」
というイメージを個人的に持っています。
国の借金が膨らんでも、なかなか国自体は潰れないものです。
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少しでも景気が上向いてきたときに、増税するのではなく、「さらに減税」し景気の車輪の勢いをさらに加速させ、景気の上昇に拍車をかけなければならない
個人的な意見として、そのように感じています。
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車輪が勢いよく回るようになったら、ようやく「増税策」を出せる、と考えています。
行き過ぎの景気上昇に歯止めをかける為です。
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なにか、いつもタイミングを逃しているようでしょうがないのですが。。。
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皆さんはどう思いますか?