2018年12月7日
前回の記事からだいぶ期間が空いてしまいました。
なかなか多忙を極めておりました。
さて、アメリカでは先日第41代ブッシュ大統領がなくなり、現在「国葬」を含め様々な式典が開かれています。
個人的な事ですが、私はアメリカ大統領史を調べることが好きで、アメリカ大統領における様々な雑学を知っているのですが、そのいくつかを話したいと思います。
基本的にアメリカ大統領は、在任当時の功績の良しあしに拘わらずアメリカでは「国葬」になるのが通例です。
しかし、第37代ニクソン大統領は本人の希望もあり、「国葬」は取りやめになりました。
やはり『ウォーターゲート事件』により、アメリカ大統領初の「任期途中辞任」という事を本人は気にしたのかもしれません。
さて、国葬後大統領は通常では自身の「大統領図書館」に埋葬されます。
「大統領図書館」というのは名前こそ「図書館」ですが、いうなれば「博物館」です。
任期中の様々な功績や記録、自身が海外来賓から得た土産物などを展示する「大統領図書館」は通常、大統領退任後数年で本人のゆかりのあった場所に、主に支援者の寄付で作られます。
今回のH.W.ブッシュ大統領も多分に漏れずですが、テキサス州にすでに開館しておりまして、その片隅に埋葬される予定です。
半年ほど前に、妻のバーバラ夫人も埋葬されており、その横に埋葬される予定です。
こういえば分かるように、現代のアメリカ大統領は基本的に「存命前に墓所が決まっている」と言えるかもしれません。
前任のオバマ大統領はハワイ出身、しかし法律家として名前を挙げ妻の得て議員選出されたのがイリノイ州のシカゴという事で、すでに大統領図書館はシカゴ市内南部に建設されることが概ね決定しております。
もちろんオバマ大統領は、もし亡くなられた場合、こちらの大統領図書館内に埋葬される予定と思われます。
出身州であるハワイ州では、ハワイ発の大統領図書館建設希望も強く望まれましたが、それは叶いませんでした。
シカゴも大都市ですが、さて現トランプ大統領も通例によれば「ゆかりのある土地に、大統領図書館」という形になります。
大富豪トランプ大統領のゆかりのある土地と言えば第一に自宅もある「ニューヨーク・マンハッタン」
まさかそんな人口密度の多い場所に建てられるわけありません。
しかしトランプ大統領は、いくつもの慣例を破ってきた経歴があります。
実は、こういったところも注目点です。