人類史上初の「月面着陸」に成功したアームストロング船長が亡くなったそうです。
だいぶご高齢のイメージでしたが、まだ82歳だったんですね。
私は世代でないので、この「月面着陸」に関してはまったくリアルタイムでありません。
しかしその当時の少年たちは真夜中までテレビに張り付いてみていた、という話を良く聞きますので、その当時の「宇宙へのロマン」はとんでもないものだったのでしょう。
そしてアームストロング船長の有名な言葉
「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」ですが、直訳するとどうも違うようです。
「That’s one small step for [a] man, one giant leap for mankind.」
上の文を見て頂くと分かりますが[a]と書いてあります。
実はアームストロング船長は、自身でも認めていますがこの不定冠詞の”a”を省略してしまったようなのです。
これでは
「一人の人間にとっては」という言葉ではなく、「人間にとっては」になります。
直訳すると
「これは人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」
同じ言葉をつづけてしまっています。
「一人の」という言葉が大事なこの場所で、間違っちゃったそうなのです。
本人も認めています。
まぁ偉業が偉業なだけに、だれも責めませんが、かっこよく言いたかったところ、やはり興奮すると間違っちゃうんですね。
日本人初の宇宙飛行同乗のジャーナリスト、TBSの秋山豊寛さんも、その宇宙からの第一声が
「これ、本番ですか?」
というのが知られています。
ジャーナリストらしいといえばらしい言葉ですね。
いまではインターネットによりいろんな情報が検索できるので、こういった歴史の裏側を覗くのも楽しいひと時です。