日本では解散総選挙の話題がニュースの冒頭を飾りますが、現在世界の目は「イスラエル・パレスチナ紛争」の状況に目を向けています。
本日もアメリカの全国紙「USAトゥディ」や現在駐在中のバングラデシュでも1面はこのニュースです。
イギリスの「デイリー・テレグラフ」も同じです。
先日イスラエルの空爆で、パレスチナの政党ハマスの幹部が殺害された事に端を発し、一気に自体が動いています。
ご存知のようにイスラエル地区は「中東の火薬庫」と言われている所。
長年アラブ人(パレスチナ人)が居住していたところに、ユダヤ人(イスラエル人)が入植しイスラエル国を宣言。
パレスチナ人はイスラエル国内の「ガザ地区」と「ヨルダン川西岸地域」に分離して隔離。
パレスチナ側もパレスチナ自治政府を樹立し「ヨルダン川西岸地域」に対イスラエル穏健派ファタハ、ガザ地区に強行派ハマスが活動し、イスラエルに対抗しています。
今回はイスラエルは対イスラエル強硬派ハマスの幹部を殺害した事もあり、ガザ地区での抵抗も協力。
ちょっと今回は双方とも過激になっており、内戦の状況を見せています。
個人的にはアメリカの最新兵器を装備したイスラエルに比べ、石ころを投げつけるパレスチナ人というイメージと、温和に暮らしていたパレスチナ自治区にイスラエル人がわざわざ居住しに行っている状況を見るとパレスチナに肩入れしてしまう自分がいるのですが・・・。
久々の過激な状況にアラブ人社会とイスラエルの後方支援国アメリカでは、現在落とし所を探っているところでしょう。
これは民族的な感情などが存在しているので、かなり難しい状況ですが、本当ならイスラエルがパレスチナの独立を認め「相互不可侵条約」などを結べば治まりそうですが、双方ともこのパレスチナ地域は「自分の場所だ」として譲らない状況。
まだまだこの「火薬庫」はいつ暴発するか分からない状況です。