メジャーリーグ、イチロー選手がアメリカ選手を除く、アメリカスポーツ界での長者番付で32億円で6位となったようです。
すごい金額ですね、32億円。
イチロー選手の年俸は1800万ドルと言われています。
現在の1ドル=87円という計算では15,6億円ほど。
もちろん為替相場の影響もありますが、かなりの金額が年俸以外での収入に入っているようです。
メジャーリーグの契約では、メジャー契約10年を経た選手は、年金として定年後から毎年2000万円ほどもらえる年金制度があります。
もちろんイチロー選手はその権利をすでに保有し、さらにイチロー選手の莫大な年俸は定年後に分割して支払ってくれるように球団と契約してある、といわれています。
定年後の生活ももちろん素晴らしいものとなる予定のイチロー選手。
正直日本の年俸制度であれば、同じ成績を残したといえどこのような厚遇はないはずで、まさにアメリカンドリームを手に入れた、というべきではないでしょうか?
もちろん、昨今の日本人選手の苦戦に見るように、アメリカスポーツ界で何年も安定した成績と信頼を勝ち得るのは並大抵の努力では難しいでしょう。
1番打者にこのような金額を与えるのは理解できない、という声も聞かれるのは確かです。
しかしイチロー選手の数々の軌跡、たとえば年間最多安打の世界記録、2回のWBCでの活躍、オールスターでのランニングホームラン、など一瞬のキラ星のような記録はありますが、なによりも球団が価値があると考えたのは「継続記録」だと思われます。
もちろん、10年連続200本安打はそれに入ると思いますが、なによりも10年間ケガで離脱することがほとんどなく、相応なレベルを維持しているという事が、指揮官からしてみたら「計算できる選手」という事になります。
イチローより素晴らしい成績を単年で残している選手はいくらでもいますが、それよりも「毎日試合に出てくれて、守備はレベルが高く、満塁の際に最も怖い打者」で居続けるイチロー選手は、その価値に値すると思います。
何事も継続、継続が大事と心にしみ渡してくれる選手でいます。