日本でも「国民食」といわれ親しんできた「カレー」
日本のカレーの源流は、戦時に新宿中村屋に居候していたボース氏というインド人によってもたらされ、それが現在も改良を続けてきて今日の形になった、と言われています。
カレーは土地土地でそれぞれ発展してきた歴史があり、日本のカレーは源流をインドにしながらも、発展後の様子は「欧州カレー」に近い形になったのかもしれません。
さてそのカレーですが、インドも成立してから70年前後。
もともとは国境線がなく英国領インドであったわけで、隣国バングラデシュやパキスタンでもカレーが食べられます。
もう少し足を延ばしてネパールも同じですね。
とにかく南アジアの共通した国民食として根付いているようです。
さて、それでは南アジアの中のカレーはどのようなものでしょうか?
またこれがインド・パキスタン・バングラデシュ・ネパールとそれぞれ違ってきます。
これはなかなか口では言い難い違いなのですが、食べ比べてみると確かに違います。
それを証拠にバングラデシュの市内にも「インド料理店」も進出してまして、カレーを楽しむ姿が見れます。
家に帰ればまたカレーなのに、ここでもカレーです。
日本でも意外と「「インドカレー」と銘打っていても出身国はネパールやパキスタンなどの衛星国が多いのが現状です。
三敬鋼機のある豊橋市の「インドカレー屋」さんの半数以上はインド人ではないんではないのでしょうか。
アメリカに行くと韓国人経営のお寿司屋さんがたくさんあるのと一緒ですね。
本場の日本人が行くと「頭をひねりたくなるようなお寿司」が出てきます。
たぶん本場のインド人にとっては日本にある「インドカレー屋」がそれにあたるんでしょうね。
意外とあなたの食べているカレーは私と同じ「バングラデシュカレー」なのかもしれません。