アメリカの経済紙「ウォールストリート・ジャーナル」が日本の「輸出大国」としての価値が終わった、という記事を載せました。
それに伴い、ヤフーのニュースもトップページでこの記事を挙げています。
すわ日本の経済もここへきて終わりを迎えたか・・・という消極的な意見も多そうですが、私個人的な見解はすこし違います。
バングラデシュに滞在中に感じていますが、まだまだ日本の製品はとても優秀な印象が強く、「安かろう悪かろう」のイメージを払しょくできない中国・韓国製品よりあがめられています。
中国・韓国製品などはそのイメージ払しょくのために様々な広告戦略を用い、「まず使ってもらおう、そして分かってもらおう」という戦略を取っていますが、結局使ったところでの故障が多く、一部を除いてまだまだ製品としての「日本製」というブランドは衰えていません。
ただ輸出が弱くなっているのは「円高」が未だ影響している状況です。
円高誘導をしているアメリカの新聞が「日本は終わった」と書いても、「自分のしていることを考えてみなさい」と言い返したくなるような内容です。
しかしこの円高も政治力がもう少しあればだいぶ改善するはずなんですが、未だ糸口すら見つけれていません。
さらに東京電力の「電気量値上げ」に関して、さらに企業のコスト管理に厳しい状況が続くでしょう。
税金の投入をされる一方、不可解なコストを上乗せした電気料金を請求していた東京電力がまだまだやりたい放題なのにも立腹しますが、まだまだ日本のブランドが終わったようには思えません。
ただ、この先は頑張らないとウォールストリートジャーナルに書いたとおりの状況になってしましまいます。
日本人は勤勉がとりえです。
中国やインドの急成長に脅かされていますがそれは一部の企業の力だけであり、日本人の中小企業も含めた勤勉さにはかないません。
ウォールストリート・ジャーナルの鼻を明かすような未来は、まだまだ日本人は作れるはずです。