2016年5月26日
伊勢志摩サミットに向けて、昨晩と今朝にかけてG7首脳が続々と伊勢志摩・賢島に集まってきています。
昨晩はアメリカのオバマ大統領が大統領専用機「エア・フォースワン」に乗って中部空港へ、その後アメリカ海兵隊所管の「マリーン・ワン」というヘリコプターで会場へ向かいました。
さて、大統領専用機である「エア・フォースワン」
昔、興味があってそれを特集した番組を見たことがありますが、さすが世界の超大国首脳の飛行機なだけにすごい設備を持ったものだと知りました。
まず、「ジャンボ機」であるだけで、かなりの燃費を食う機体であるにも関わららず、通常2機での飛行になります。
これは一体が予備機になっていて、本体の故障や不具合にかかわらず、どちらに大統領は乗っているかが分からないようになっています。
また機体は毎回飛行後に「手作業」での磨き上げだけでなく、細微にわたるまでのチェック。
燃料は国内、海外問わず決められた業者から納入され、通常燃料とは別に保管、さらに抜き打ちチェックも行われ、封印。
機内食も海外での材料調達は禁止で、すべての食材をあらかじめ機内に乗せておく、との事です。
機内もすごい設備です。
大統領執務室はもちろん、通信室から世界中に通信が可能、また会議室も備え、手術室まであります。
大統領が訪問前には、国内海外に関わらずスタッフが乗り込み、到着場所から方法、時間までを綿密に話し合い、万全のセキュリティーをしいています。
このような盤石性があってこその「エアフォースワン」なのかもしれません。
現在は中部空港に駐機中です。
空を見上げれば明日にでもエアフォースワンがどこかでみえるかもしれません。