チュニジアでの騒乱以降、注目されていたインターネットによる市民革命はアフリカの雄「エジプト」さえも政権の転覆をなしました。
約30年ほど続いたムバラク政権もこの騒乱により退陣。
まだ詳しいことは明らかにされていませんが、ムバラク氏の隠し個人資産は5兆円にも上るだろう、と言われています。
ムバラク政権は親米的で、それゆえに同じ親米国の日本の報道では好意的な政権でしたが、周りのアラブ諸国から少し浮いていたのかもしれません。
中東の異端児イスラエルにも理解的であり、そこにも他のアラブ諸国に比べると違った見方をするべきなのかも知れません。
今回の騒乱で、一部の歴史的遺産が盗難にあった、という報道もされています。
火事場泥棒の出た後で、国内の騒乱に決着がつくのか懸念しますが、ここからが本当の国民の正念場になるはずです。