インドのヒンズー教の聖地、バラナシにて爆破テロがあったようです。
詳細は不明ですが、少女が死亡し、日本人も何人かが負傷したようです。
話に聞くと爆発したのはガンジス河の「ガート」と呼ばれる階段状の岸辺。
この岸辺は一つ一つ名前と由来があり、今回の爆破は「メインガート」と呼ばれる、バラナシの最も人の集まるガートでのことらしいです。
さらに時間帯も、このガートで夕方行われるプージャと呼ばれる祭礼儀式の最中。
私も訪れた時がありますが、観光名所なことも手伝ってか、それなりの人が集まる場所と時間です。
かなりの混乱があったんではないか?と予想されます。
ガンジス川はヒンズー教徒にとって聖なる川であり、死んだ後にこの川に流してもらう事がヒンズー教徒の最高の喜び、と言われるくらい幻想的な街です。
町では、ただ死を待つのみの老人も多数見かけ、行ったことのない人はこの話に「相当、シリアスな場所である」と思われるかもしれませんが、バラナシ自体は毎日の生活を淡々とおこっている場所です。
赤ちゃんが産湯をつかり、老人の遺灰が流され
排便をし、洗濯をする。
牛の体を洗い、人間の体も洗う。
本当に人間の生活のすべてが凝縮されたような異空間になります。
今回のテロはイスラム過激派の強硬だと言われていますが、インドは西にイスラム国パキスタンを抱え、意外と思われるかもしれませんが宗教対立もありうる国です。
犠牲者にとっては、残念な結果となりました。