最近、「セブン銀行でのスキミング被害」がいくつかの場所で合ったようです。
すでにいくつか難しい言葉が並びましたが、ゆっくり説明していこうかと思います。
「セブン銀行」というのは簡単に言うと、コンビニエンスストア「セブン・イレブン」が営業している銀行で、そのATMはコンビニエンスストア内にあります。
「スキミング」とは、たとえばクレジットカードなどのカード情報を、特別な端末で読み取ってしまう事です。
かつてスキミングとは、海外で買い物した時に正規のクレジットの機械を通すのと同時に、特別な機械を通しクレジットカード情報を抜き取り、お金を引き出す被害が横行しました。
そのため、なるべく「クレジットカードの機械使用は目の前でやってもらうべき」だと注意喚起されてきました。
今回はさらに巧妙。
セブン銀行のATMはコンビニ内にあります。
コンビニ内のATMのカード挿入口に、かぶせるように「スキミング機械」をとりつけ、さらにATMの横にカメラを設置し「暗証番号を読み取っていた」という事です。
なんと、顧客自らスキミング機械に通すという行動をさせていたという事です。
カード挿入口にかぶせるように、スキミング機械を入れられるとなかなか分かりづらいです。
写真のような形状のようです。
そしてカメラの位置。
もの凄い巧妙です。
このようなスキミング機械を製作するのにもそれなりの金額はするでしょうし、なによりも24時間営業のコンビニの中でとりつけるという大胆さ。
コンビニの端末は、比較的レジから見にくい所に置いてある事を考慮に入れての犯行のようです。
現在は首都圏4件での犯行が表ざたになりました。
犯人は、この状況も了解しているはずです。
スキミング機械の製作にお金がかかっている以上、これでおしまいという事はあり得ないと思います。
となると、今度は地方都市での犯行が予想されます。
セブン銀行を使用する方は、ぜひこの形状と仕掛けをよーく念頭において、このような詐欺行為から自ら身を守ってほしいと思います。