昨日は横浜DeNAベイスターズの「アツいぜ!チケット」返金要求について記事を書きましたが、同日にDeNAが運営する「モバゲー」や「グリー」などのソーシャルゲーム関連企業の株がストップ安になった事について書こうと思います。
このストップ安の原因は「ソーシャルゲームの大きな収益源である課金システムが違法の可能性がある」という情報が市場に流れたからと言われています。
この課金システムを大まかに説明すると「無料で始めたゲームであるが、ゲームを進めていく途中に課金をする事によって得られるアイテムがあり、それを得る事でゲームを優位に進める事ができる。ただしそのアイテムを得なくても、それなりにゲームを楽しむ事ができる」というモノです。
キモになるのが、「その課金システムを利用してアイテムを得るか得ないかは、消費者が選択できる」という事です。
ゲームというものは進めば進めるほど、また嵌れば嵌るほど優位にすすめたくなる消費者の欲求を上手くとらえています。
またゲームの入口が「無料」であるためゲームへの参加がしやすく、例えば小学生や中学生などが知識なく気軽に始めてしまい、保護者に内緒で高額な課金をしてしまう、というのが問題になっています。
聞くところによると、ソーシャルゲーム会社の収益の大半がこのような課金システムだと言う事です。
私個人的な意見ですが二通りあります。
それが指定したアイテムを購入できる普通の課金システムであれば、合法である。
ただしそのアイテムを富くじ式(どれが出るか分かりませんよ?)にすると、それはギャンブルであり、現行法では違法である。
と言うモノです。
ほんとうにこのような消費者心理をついたビジネスを考えだす事には頭が下がります。
ただしモラルあるビジネスをしないと、いくら利益を得ようと企業の社会的な尊敬は得られないと思います。