ドイツの統一20周年だそうです。
30代未満の方はなかなか鮮明な記憶はないと思いますが、「東西ドイツの壁 崩壊」や「ソ連の解体」などは、あの当時に集中したヨーロッパ革命の一つです。
ご存知のように、大戦後分割統治をされた代表的な国がドイツ。
西側諸国と東側諸国の思惑の中、共産主義勢力と資本主義勢力に別れました。
西ドイツは資本主義経済のもと発展し、東ドイツは計画経済のもと共産主義思想に取り込まれました。
ご存知のように、世界の歴史から言えば「共産主義」というものは失敗に終わったともいえます。
私自身は共産主義思想の「豊かも貧困もなく、みんなが頑張れば平等に豊かになっていく」という思想は、間違えではありません。
しかし、それはあまりに人間を「性善説」に基づき解釈したものであり、結局は人間は「そこまで清くいられなかった」という事でしょう。
おなじような給料なら頑張るより手を抜き、指導者たちは権力を握ったあと腐敗を生む。
責められるべきは共産主義思想でなく、それを遂行できなかった人間の心なのかもしれません。