ナッツリターン事件にみえる日韓のメディアのとらえ方

Cho Hyun-ah大韓航空副社長による、いわゆる「ナッツ・リターン事件」

日本でも大きく報道されています。

 

しかし、このような海外の会社の一不祥事、また生命の危機に直接関係のない小さな不祥事が日本にとって大きなニュースになっているのは、日本のメディアにとって「韓国」というキーワードが、未だ有力なコンテンツとしての魅力があるのかもしれません。

一時期前は「韓流、韓流」ともてはやされ、今は手のひらを返したように「嫌韓、嫌韓」です。

 

どちらにしても、現在日本国民において、「韓国人が日本人を意識する以上」に、韓国の動向が良きにしろ悪きにしろ気になるのでしょう。

 

メディアの情況で言ったら、韓国内でもこの事件の報道は大きいようです。

しかし、これ自体はそこまで大きな事件でしょうか?

こういう事件に韓国も熱気を帯びた報道合戦が行われるのは、やはり韓国内にはびこる「財閥系企業への嫉妬」というのが大きなものになっているのかもしれません。

韓国は日本以上に財閥系企業が、同国の経済に影響を見せます。

また財閥系企業が特に政治にサポートしてもらっているという印象がさらに、批判を大きくしているのでしょう。

 

この副社長は、超重大犯罪犯人のような報道の中で、針の筵です。

 

最近は「韓国の自殺率の増加」と言うのが、大幅に伸びているようです。

日本人にも慣れ親しんだ芸能人の自殺もありました。

今、韓国社会は「日本以上に周りの目を気にしなければいけない世の中」になっているのかもしれません。