突然ながら、ネパール、ヒマラヤのふもとの町「ポカレ」に来ています。
実はバングラデシュ、水・木曜と2日連続で国内全土でストライキ、さらにバングラデシュの休日である金曜日、そして土曜日を挟みさらに日・月曜日と再びストライキです。
バングラデシュのストライキは「ホルタル」と呼ばれ、あの混雑した街並みがウソのように静まり、ストライキ支持者による投石や放火があります。
外国人は特に大使館からも「注意喚起情報」が流され、外出を自粛させられます。
現地の方々も商店を閉めて身構え、バスも遅延状況です。
特に最近は、次回の選挙を間近にひかえ、野党であるBNP党を中心に頻繁なストライキへの呼び掛けがあります。
バングラデシュ政府も海外からの企業投資に力を入れているとはいえ、このようなゼネストが頻繁におこっては、海外投資家もそっぽを向いてしまいます。
この矛盾はなんとかしなければいけません。
さてネパール。
私のもとに大使館から「ホルタル危険情報」が届き、すっかり水・木曜日の2日だけのホルタルだと思いきや、休日をはさみほぼ1週間のストライキと判明。
気付いたのが夜の9時で、そのまま友人の旅行者にチケットを手配してもらい、急きょ次の日の12時にはネパールに避難してきました。
私個人的にもネパールは初めて。
まったくガイドブックなどを読む時間もなく、ビザも取っていなかったのでネパールの空港にてアライバルビザ(到着後ビザ)を急遽購入し入国しました。
バングラデシュからわずか1時間ほどのフライト。
往復で1人20000円ちょっとです。
さらにアライバルビザに3000円ほど。
あっという間のカトマンズです。
カトマンズ市内は1晩だけとまり、せっかくなんでとすぐにヒマラヤのふもと「ポカレ」という街へ国内線で30分ほどできました。
この街は写真にあるヒマラヤのもっとも特徴的な山「マチャプチャレ」のふもとにあります。
ヒマラヤといえばやはり「エベレスト」なんですが、エベレストはさすがに結構奥深くにあり、私のようなサンダルで急遽訪れたような旅行者には難しい場所です。
さらに周りの大きな山の合間にあるエベレストなので、遠方から見てもなかなか面白みがないため、こちらに来る方はこのマチャプチャレを目標にされる方が多いようです。
この山はまわりに高い山が少ないため、特徴的に鋭角な山端を保っており、さらにその神秘的な姿から現地ネパール人より「聖地」の認識があり、登山許可下りずにいまだ人類未到達です。
現在は麓町「ポカレ」という所にいますが、これからさらにマチャプチャレに近付く為、車をチャーターし「ダンプス」という山岳地帯に向かいます。
サンダルという軽装でなるべく近づけるところまで近づき、雨季での天候不順をもろともしないマチャプチャレの姿を見せてもらえるよう、祈りながら向かいます。