今年のノーベル平和賞が「EU」に決まりました。
さて、そのEUでは「だれが授賞式に出るのか、もめたそうです」
首脳会議の常任議長を務めるファンロンパイ大統領、EUの行政機関である欧州委員会のバローゾ委員長が行くと見られました。
また両名もどちらが行くか、裏でのつばぜり合いがあったようです。
しかしEUの各国民の中ではファンロンパイ大統領、バローゾ委員長ともに加盟国の国民から選ばれた訳でなく異論が上がっており、加盟国の国民が議員を直接選ぶ欧州議会のシュルツ議長を推す声も上がっていました。
今度は、それを敏感に感じたシュルツ議長もバローゾ委員長を推し「彼は私同様EUを代表している」と発言。
「私同様」と入れるところあたりが、さりげないアピールを見せています。
結局はファンロンパイ大統領、バローゾ委員長、シュルツ議長がすべて出席となりましたが、「平和賞」が聞いてあきれるような「名誉の奪い合い」
受賞したのはEU加盟国の5億人であって、国民は口を「あんぐり」でしょう。
しかしノーベル平和賞は今年のEUもそうですが、毎年「なぜ?」と言われるような皮肉にあふれた授賞を行っていますね。
核兵器廃絶を訴えながら受賞後に核実験をしたバラク・オバマ大統領、南北会談を行いながら後に財閥系の支援が裏にあったと言わる金大中大統領など、のちにみたら「皮肉一杯」な賞です。
どちらかというと一番「必要のない賞」なのかもしれませんね。