バングラデシュの電車

20111227s新年を超えても、まだバングラデシュにいます。

さてバングラデシュでは1月の13~15日と次の週の16日~22日にダッカ市内で大きなイスラム教のイベントが開かれています。

その名前が「ビッショ・イステマ」というイベント。

イスラム教徒にとって「一生に一度はサウジアラビアにある聖地メッカに巡礼に行った方が良い」とされているのですが、やはり費用の問題やさまざまな事がありいけない人も多いとか。

そういった行事に参加できない人の為に世界に数ヶ所「ここに巡礼すれば、メッカに巡礼したのと同じだよ」と言われるところがあるそうで、その中で最大規模の人数に膨れ上がるのがこの時期のダッカ北部の「トンギ」という場所で行われる巡礼。

バングラデシュ各地はもちろん、周辺各国のイスラム教徒たちが集まってきます。

写真の「電車にしがみつく膨れ上がった人々」というのは人口過多のバングラデシュの象徴のように言われる写真。

実はこの写真は、普段の電車の光景でなく、この「ビッショ・イステマ」に巡礼するための人達の写真です。

普段もこんな電車だったら、さすがにしんどいはずです。

おととしまでは1週だけの金土日だったので最終日の日曜は人出も最高潮。

あまりにも多すぎたために去年から2週に分けていますが、その効果はどうでしょう?

実は、今日仕事が急に休みになったので、そのトンギ地区方向にあるゴルフ練習場に行ったんですが、途中からとんでもない渋滞。

トンギ地区から5kmほど離れたところですが、まったく動く気配がなかったので、その混雑のすさまじさを垣間見ることができました。

カメラを持っていなかったのでとれませんでしたが、電車も(写真ほどではないですが)結構屋根の上も満員です。

さて気になるだろう屋根の上の値段ですが

普段でもそうですが、たぶん無賃乗車です

運転手さんもあきらめているんでしょう。

来週の電車の様子、撮れたらなんとかアップしたいと思います。