アメリカ、メジャーリーグのシンシナティ・レッズ所属「ジョーイ・ボットー選手」が昨年の年俸の52万5000ドル(約4350万円)から2313%アップの1266万ドル(約10億5000万)で契約したとのことです。
しかも3年契約。
3年間は10億5000万円がもらえるそうです。
すごいですね。
もちろん4350万円という給料も庶民から見るとうらやましい金額。
それを大幅というより、すごい金額で契約したものです。
しかし実はこの先週の年俸はメジャーの中ではさほど大きな契約ではありません。
現在の最高年俸選手のニューヨークヤンキースのアレックス・ロドリゲス先週は年俸約30億円を超え、イチロー選手も15億円ほど。
メジャーのトッププレーヤー10傑は軒並み年俸20億円前後もらっています。
このボットー選手、昨シーズンのナ・リーグMVPです。
昨年の単年で見ると、ナ・リーグ野手の中では最も価値のある選手だった、と認められているわけです。
やはりメジャーでも永年活躍の恩給がありまして、正直「昔は活躍していたが、今は・・・」という選手も「複数年契約」を選手としてののピーク時に契約すると活躍の良しあしにかかわらず素晴らしい給料を頂けるわけです。
正直、このメジャーリーグの年俸は高すぎるかなぁ・・・と思いますが、現在のメジャーリーグは実は好景気。
スタジアム自体はガラガラの場合も多いのですが、最近のメディアの発達や世界中から選手を受け入れることによって、様々な国でメジャーリーグが放送されています。
しかも年間162試合。
3月末からシーズンが始まり10月ごろまで。
わずか6カ月180日間の間に162試合、ほとんど休みがありません。
決してスタジアムの観客数だけでは判断できない、という事です。
一方、日本のプロ野球。
地上波の放送も少なくなり、観客も少なくなり。
なかなか採算性を見いだせないでいるのではないでしょうか?
これには日本人の国民性もあるように思います。
どうしても娯楽に夢中になるのは「悪」という考えもあるのではないでしょうか?
メジャーの観客は、たとえば平日の昼の試合でも熱心に観戦している観客もいます。
「いつ仕事しているのだろう?」と思ったりしますが、それが許される国民性なんですね。
日本では、そんな事許されません。
私が言っているのは、「日本人も娯楽に夢中になるべきだ」というわけではなく、このようなスポーツエンターテイメントはだんだん日本の国民性に合っていなくなっているという事です。