イギリスのエリザベス2世女王が在位63年を記録した、との事です。
映像や写真を見る限り、まだまだお元気そうで何よりです。
イギリス王室は、女系を受け入れている事もあり、王位継承順位がかなり多く存在し、日本の皇室のように「存続の危機」というのが予想できません。
すでに、明らかな王位継承者でもチャールズ皇太子、ウィリアム王子、ジョージ王子と次代3代がすでに存在します。
さて、王位63年と言うと、丁度「昭和天皇」と同じくらいです。
昭和天皇の在位63年と言う記録は、推古天皇以降では最も長いものですが、確かにエリザベス2世女王も長いですね。
あの映画「英国王のスピーチ」で有名な父ジョージ6世の死去を経て即位したのが26歳。
そこからずっと王位ですがお元気です。
現在長期王位、そして存命でお元気なのは、タイのラーマ9世プミポン国王。
すでに69年在位についていらっしゃるようです。
昭和天皇は、病弱だった大正天皇の次代
エリザベス女王は同じく病弱であったジョージ6世の次代
プミポン国王は、兄ラーマ8世の暗殺による王位継承。
この3王は難しい時代のかじ取りを、若年の内から経験してこられました。
どうように、実はダライラマ14世は、実はすでに在位75年です。
ダライラマの場合は、ダライラマとしての在位開始年齢がわずか5歳。
チベット亡命政府の長としては62年ですが、すでに75年のダライラマとしての地位があります。
在位が長い王位、皇位、法位の方はそろって大変な時期を過ごされてきました。
その歴史の中で、現在皆さん比較的平穏な余生を送られていると思います。
紆余曲折のあった世代、ようやく訪れた平穏な時代に、末永く余生を送られることを望んでいます。
(ダライラマに関しては、まだまだ難しい状況だとおっもわれますが。。。)