日本考古学学会をはじめ15の学会が奈良県の箸墓古墳を調査したそうです。
この古墳は「卑弥呼の古墳ではないか?」と言われているそうです。
考古学好きにはたまらない研究ですね。
たとえば大阪の「仁徳天皇陵」
「大仙陵古墳」とも呼ばれている古墳ですが、一応宮内庁が「仁徳天皇の陵墓ではないか?」と言われているところです。
このような発表がある限り、なかなか「天皇陵墓」に研究目的とはいえ立ち入ることは難しく、その真偽が議論されています。
その中で今回の「箸墓古墳」に関しては採掘許可が下りたようで、もし貴重な資料などが出てきたら「邪馬台国」の謎が少し解明できるのかもしれません。
エジプトのピラミッドといい、中国の秦の始皇帝陵といい、世界の王の墓は後世にで「墓あらし」にあったきた歴史があります。
しかし日本の天皇陵に関しては、古代から現在でも絶えることがなく「天皇」という立場が確立されている現状、「墓あらし」という話は聞いたことがありません。
卑弥呼は「天皇」という立場ではなかったため、今回のような研究が可能だったのでしょう。
今回の研究でどれだけの謎が解けるかわかりませんが、どちらにしても考古学好きにはたまらない研究なんでしょう。